8月の熊本県記録的大雨 民商会員も被害甚大 熊本・天草民商 見舞金届け支援に全力|全国商工新聞

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 「8月の熊本県での記録的大雨で、被災した民商会員に見舞金を届け、励まそう」―。天草民主商工会(民商)の役員・事務局員ら6人が9月21日、床上浸水以上と住宅被害の大きかった天草市有明町、上天草市松島町の会員5人を訪問。熊本県商工団体連合会(県連)からの見舞金計25万円を届けました。
 大雨から1カ月以上がたったにもかかわらず、話を聞いた会員は共通して「元の生活に戻るには、まだしばらくかかる」と話していました。「1年分のコメを保存していたが、全て駄目になった」「事業用車両含め4台が浸水し、車を借りて生活している。納車待ちの状況だ」「自宅の床の張り替え作業を自分でしている」など、深刻な実態が出されました。民商は引き続き、大雨被害に遭った地域の会員訪問に取り組むことにしています。
 熊本県では、8月10~11日に記録的な大雨が発生し、4人が死亡、1人が行方不明、25人が重軽傷となり、全壊や半壊、床上・床下浸水など9千戸を超える住宅が被害に遭いました。国は激甚災害指定を行う見込みと公表しました。
 天草民商が担当する地域では、上天草市で約600戸、天草市で約500戸の住宅被害となっています。上天草市では、市内に11カ所ある排水機場のうち7カ所が水没し、排水ポンプの運転が停止したことなどが影響し、住宅被害の半数以上が半壊に。民商会員も、住宅や店舗、車両、機械などに甚大な被害を受けました。

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