「簡易な申請で助かる」
長崎・島原民商雲仙支部吾妻班 申請書作成会開く

「資材やガソリン代の高騰、最低賃金の上昇などが商売を圧迫する中、簡易な申請で1事業所当たり5万円が支給される長崎県雲仙市の支援金は、本当に助かる」―。長崎・島原民主商工会(民商)の雲仙支部吾妻班は先ごろ、雲仙市吾妻町の「ふるさと会館」で「雲仙市燃油高騰等対策事業継続支援金」の申請書作成会を開き、3人が参加しました。
申請に当たっては、事業収入の確認で収支内訳書が必要になるため、それぞれ確定申告した所得計算簿を持参し、内訳書を作成。後は、支援金の振込先を申請書に記入し、預金通帳のコピーと確定申告書控えを添付し、市役所へ持参しました。
参加したOさん=塗装=は「資材やガソリン代が高騰し、商売を圧迫しているので、5万円の現金給付は、本当に助かる」と声を弾ませました。
「これまでも、市の支援金や給付金があったみたいですが、今回、初めて申請しました。物価高騰で大変なので、少しでも支援があれば助かります」と話すのは、Fさん=電気工事。後日、市役所から「7月中には振り込みます」と電話が入ったそうで、喜んでいました。
申請書を作成した後は、全商連婦人部協議会が取り組んでいる実態調査アンケートに記入したり、所得税法第56条廃止署名に応じました。
理髪店を営むHさんは、家族従事者の働き分を認めない56条への怒りを込めて、署名用紙25人分を持ち帰りました。
雲仙市燃油高騰等対策事業継続支援金
燃油高騰や最低賃金の上昇などの影響による経費の増加に伴い、厳しい経営環境にある中小事業者などの事業継続を支援するもの。
【支援金額】
1事業者当たり5万円
【対象者】
雲仙市内に事業所を有する法人または個人
※商工業者の他、社会福祉法人、学校法人、病院なども対象となる。
【申請期間】
2025年4月28日~26年1月30日
【申請方法】
郵送または市の窓口に持参