ネットで販路拡大へ 長崎・西彼民商 「IT導入補助金」講座を開催|全国商工新聞

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ネットでの販路拡大なども見据えて開かれた西彼民商の「IT導入補助金」講座

 長崎・西彼民主商工会(民商)は先ごろ、「IT導入補助金」講座を開き、4人が参加しました。
 講師をリコージャパン(株)の担当者にお願いし、補助金の仕組みや、どのようなITツールが補助金の対象となるのか、申請に必要な書類(直近の確定申告書の控え、運転免許証など)の概要などを説明してもらいました。
 参加した田口征弘会長=電動工具販売修理=は「コロナ禍で対面での営業も難しい。若い人は、ネットで商品を購入する機会も増えているので、ネット販売の活用も含めて、販路拡大の方策を探っている」と話していました。他の参加者からも、「ウィンドウズの新OS11がリリースされ、パソコンも古くなってきており、買い替え時期なので、補助金をうまく活用したい」「リース会社からIT導入補助金の話があり、詳しく知りたいと思って参加した」などの感想が出されました。
 IT導入補助金は経済産業省が実施している「中小企業生産性革命推進事業」の4補助金(ものづくり・商業・サービス補助金、持続化補助金、IT導入補助金、事業承継・引継ぎ補助金)のうちの一つ。販路拡大や売り上げ増などの生産性向上や国の政策目標を達成するために、ITツール(会計システム、テレビ会議など)を導入する事業者の取り組みにかかる費用を一部補助するものです。
 民商では、今後も補助金学習会を開催する予定です。

IT導入補助金

 中小企業・小規模事業者等が自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助。通常枠(A・B類型)/補助率=2分の1/補助額=30万~150万円未満(A類型)、150万~450万円以上(B類型)
 ※通常枠の他、「セキュリティ対策推進枠」「デジタル化基盤導入枠」もある。詳しくはIT導入補助金ホームページを参照。

>>IT導入補助金ホームページ

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