民商と共にコロナ危機打開へ|全国商工新聞

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政策公庫のコロナ融資 据え置き延長し追加も

高知・香美郡民商 Oさん=建築

 高知・香美郡民主商工会(民商)のOさん=建築塗装=は先ごろ、日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付(コロナ融資)」の条件変更と追加融資を獲得しました。
 新型コロナの影響で売り上げが減少したOさんは、2020年4月にコロナ融資200万円を借り入れ。昨年、当初の据え置き期間1年をさらに1年延長していましたが、コロナ禍は収まらず、中小業者への新たな直接支援制度もない中で不安を感じていました。
 民商に相談し、政策公庫と何度か電話でやりとりした後、面談に。公庫の担当者からは、「今後の仕事に対する姿勢」や商売の状況を確認されました。その上で、必要書類を提出したところ、すぐに据え置き期間をさらに1年延長する条件変更が認められ、合わせて20万円の追加融資も獲得することができました。
 Oさんは、毎月手書きで試算表を作成しており、今回の申し込みでも試算表を添付して申請したことが評価されたポイントです。
 16年6月の開業以来、丁寧な仕事でコツコツと信頼を積み重ねてきたOさん。知り合いの大工からの紹介で仕事も依頼され始めています。ホームページも作成し、新たな仕事獲得にも挑戦中です。
 Oさんは条件変更を機に「今以上に仕事を頑張っていきたい」と意気込んでいます。

国保料コロナ特例減免 約34万円、8割が減額

岐阜・西濃民商 Mさん=スナック

 「国保のコロナ特例減免を活用し、約34万円(80%減免)が減額された。これで、一安心です」―。岐阜・西濃民商のMさん=スナック=は、瑞穂市役所から「国民健康保険料変更決定通知書」が届き(8月16日)、当初の42万300円が8万4千円に減額されました。「コロナ禍前の売り上げに戻っていないので、国保料が8割も減額され助かった。高過ぎる国保料に困っている人はぜひ、民商と一緒に活路を開いてほしい」と話しています。
 国保料が高くて困っていたMさんは6月ごろ、民商に相談。コロナ特例減免のことを教わり、「自分も該当するかな?」と、今年の売り上げをチェックすると、50%以上減少の見込みとなり、早速、申請書を作成。市役所で再度確認して、その場で申請を済ませました(7月21日)。
 「新型コロナ第7波で、お客は戻り切っていません。以前は週5日の営業でしたが、今は週末の3日間だけ。今こそ、苦しんでいる業者に直接支援を」と訴えています。

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