事業復活支援金 5カ月粘り「不備」解消|全国商工新聞

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「諦めかけていたけど、民商が励ましてくれた。本当に良かった」と安心する大洞さん

 「5カ月かかったが、事業復活支援金が振り込まれて本当に良かった!励まし続けてくれた民商のおかげだ」―。こう喜ぶのは、岩手・宮古民主商工会(民商)役員の大洞敦子さん=スナック=です。
 大洞さんは2月16日、出張事前確認など民商のサポートを経て復活支援金を申請。スナックで現金商売のため、「お客さんから通帳への入金が無い旨の申立書」を添付していました。
 しかし、4月9日に「給付要件を満たさないので追加の書類を」との通知があり、不備ループとの5カ月に及ぶたたかいが始まりました。当初の申請で、申立書を出していたにもかかわらず、審査事務局から「通帳への入金10カ月分(基準期間5カ月+対象期間5カ月)」を求められるなど理不尽な対応が続き、以降10回を超えるやり取りが続きました。
 6月10日、店に設置しているカラオケの著作権料の請求書と、それに関わる通帳からの引き落とし10カ月分を提出し、7月13日に、ようやく「お振込手続き完了」の通知が届きました。
 大洞さんは「同業者らが1~2週間で振り込まれていると聞いて、焦って諦めかけていた。民商は『支援金事務局とのたたかいだから、相手が納得するまで書類を出し続けよう!』と励ましてくれた。振り込まれて本当に良かった」と安心するとともに、「商売の実態に即さない審査は、二度とやめてほしい」と願っていました。

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