納税者の権利守る力に 京商連税務調査学習交流会|全国商工新聞

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納税者の権利の学習と組織づくりが大切だと学び合った京商連の税務調査交流会

 京都府商工団体連合会(京商連)は7月3日、京都市内で「税務調査学習交流会」をオンライン併用で開催。京商連税金対策部が主催し、13民主商工会(民商)から32人が参加しました。それぞれの経験を交流し、違法・不当な税務調査と対峙するために、納税者の権利の学習と組織づくりが大切なことを学び合いました。
 やましろ民商の山内義明副会長は「税務調査をきっかけに入会した建設業者が、夫婦で学習会に参加して調査に臨んだ。調査には役員も立ち会い、最終的に是認を勝ち取った。今は調査の経験を生かして、役員として活動している」と報告。調査に対応する時の姿勢として「『相談できる仲間がいる』と思ってもらうことが重要」と強調しました。
 北民商の大西利江子事務局長は「調査が発生した時は、準備期間を確保するために、税務署と日程調整を行う。納税者の権利や税務調査対策を学び、対象者を励ましている」と報告しました。
 参加者から「税務調査に対応するには、学習の強化と、経験の積み重ねが必要」(城陽久御山)、「調査を受けている会員は不安を抱えている。相談できる体制をつくることが民商の役割だ」(右京)、「税務調査では、納税者の権利を学ぶことが大切だ。過去の調査で経験したことが現在の力になっている」(丹後)などの意見が出されました。
 税務署による不当な仕入税額控除否認に対して、裁判でたたかって敗れたものの(2008年)、2019年に所得税と消費税2300万円の執行停止を勝ち取った京商連相談役の今西和政さん=建設土木=は「税務調査の結果を見て『うまくいった、いかなかった』で終わらせず、経験や教訓を共有し、組織の力にしていくことが重要だ。個人の問題として終わらせるのではなく、納税者の権利を守る運動として民商全体で取り組むことが必要だ」と発言しました。
 京商連の髙木冬彦副会長=防犯設備施工・販売=は「税務調査の経験を共有し、引き継ぐ機会は貴重だ。こうした交流会を継続開催することが組織の力になる」と強調。京商連の遠藤隆之事務局長が「納税者の権利を守るたたかいを引き継ぐためにも、倉敷民商弾圧事件への支援を強めよう」と呼び掛けました。
 京商連税金対策部の松嶋雅弥さん=クリーニング=が、まとめ報告。「今後はAI(人工知能)による税務調査選定を利用した調査が増えると予想され、今まで以上に日常的な自主記帳・自主計算が大事になる。困った時に相談できる仲間がいるのが民商の魅力だ。仲間と一緒に違法・不当な税務調査をはね返せる組織をつくっていこう」と訴えました。

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