
1995年1月17日に発生し、6434人の犠牲者と甚大な被害をもたらした阪神・淡路大震災。31年目の発災当日、神戸市内で「災害被災者のくらし再建・人間復興」をテーマにメモリアル集会が開催されました。主催は、兵庫県商工団体連合会も加わる「阪神・淡路大震災救援・復興兵庫県民会議」(復興県民会議)。災害被災者支援と災害対策改善を求める全国連絡会が後援し、150人が参加しました。
集会では、復興県民会議代表委員の畦布和隆さんが、発災から丸2年たった能登半島地震の被災地の現状を報告。直接死を大幅に上回る「災害関連死」が発生し「過酷な避難・仮設生活が健康悪化を招いている」と指摘。耐震基準を満たす住宅再建を可能にするよう、最大300万円の被災者生活再建支援金の引き上げを求めました。
宮城学院女子大の浅野富美枝・元教授が「歴史から学ぶ災害女性学」と題して講演。「避難所での更衣室や授乳室の欠如、不衛生で治安の悪いトイレ環境などは、単なる不便ではなく、ぼうこう炎や婦人科疾患などの健康被害を女性たちに強いている」と告発。東日本大震災では「支援物資と引き換えに性行為を要求された」などの証言が82件も報告されたことに触れ、災害という極限状態で、女性が「身体の尊厳」を脅かされてきた実態を報告しました。
自己責任論に陥るのではなく、自らのニーズを正当な「権利」と自覚し、他者に助けを求め、支え合う対等な関係を築くための「受援力」を磨くことを提起しました。
被災者支援の抜本的拡充などを求める「集会アピール」を採択し、閉会しました。

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