


「大きな重機の操縦席に座れて楽しかった!」「畳コースター作りを初出店。インスタをフォローしてくれる人もいて、来年も出店したい」―。北海道・旭川民主商工会(民商)は9月7日、昨年に続き「旭川民商まつり」を開催。会場の「旭川市市民活動交流センターCoCoDe」には約800人が集い、ステージ企画やワークショップ、体験企画、屋台や縁日コーナーなどを満喫しました。
午前11時、強く降っていた雨が上がり、「和太鼓鼓楽」の演奏で開幕しました。林達雄実行委員長=サービス=が「業者団体ならではの企画もありますので、今日は1日楽しんでください」と開会あいさつ。「絵本の里けんぶちジュニアチアリーディングクラブ」のパフォーマンスでは、天井に届かんばかりの大ジャンプに、会場からは「ウォー!」と歓声が上がりました。舞台からの「お菓子まき」は、用意していたお菓子がアッという間に無くなり、「来年は、もっと、まかなきゃ」と苦笑いするほどでした。
屋内のワークショップや子ども縁日コーナーも大盛況。射的コーナーは、30分待ちの列ができました。
初出店の畳コースター作成コーナーには『これを楽しみに来ました』という人も。出店者側も、「大変だったがたのしかった。その場でInstagramをフォローしてくれる人もいました。ぜひ来年も出店したい」と喜んでいました。
婦人部は「ぬりえ交換」を担当。旭川市内のほぼ全ての保育所・幼稚園に置いてもらった「まつり」のチラシ裏面が塗り絵になっており、子どもたちの作品とお菓子を交換します。300人ほどの子どもたちが訪れました。
野外の出店も充実。駐車場には、大型のバックホーとタイヤショベルがお目見え。「大きな建設機械に乗れる」と、こちらも子どもたちが列を作りました。企画した山口透さん=重機=は、あまりの盛況ぶりに疲れも見えましたが、充実した表情でした。
テントには、焼き鳥、おでん、タコス、焼きそばなどの屋台が。ひときわ良い匂いだったのが「燻し屋」のキッチンカーです。鶏肉の燻製がトッピングされたカレーライスは、即完売となりました。
ステージでは午後から、図書カードがもらえる「じゃんけん最強王・最弱王」決定戦や、特賞3万円の商品券が当たる抽選会で盛り上がりました。最後に、民商の谷川広光会長=建築板金工事=が「物価高で、業者も、市民の皆さんも大変ですが、互いに頑張りましょう。旭川民商は、いつでも中小業者の味方です」と締めくくりました。
旭川民商まつりは「地域に民商の認知度を上げること、まつりを通して民商の活動に協力してくれる人を増やすこと」が主な目的です。この達成に向けて、実行委員会は、今年の反省点を、来年の開催に生かす話し合いを進める予定です。