訪れたい「ススキノ」に 札幌中部民商ススキノ支部 市議とディスカッション|全国商工新聞

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札幌市政やススキノの街づくりについて話し合ったディスカッション
開会あいさつする尾谷幸子支部長

 札幌中部民主商工会(民商)ススキノ支部は先ごろ、札幌市議会の全会派に呼び掛けて「札幌市・ススキノ地域の発展に向けたディスカッション」を開催。支部役員ら7人と、小形香織、田中啓介、吉岡弘子の各市議(いずれも共産)が参加しました。
 支部役員会で「ススキノ地域では、ビルや道路の老朽化が目立っている。気軽に寄ってもらえる街になっていないのではないか」との問題提起を受けて開催したもの。札幌市議会の全会派に企画概要などを直接届けた翌日、自民党会派から「今回の企画は初めてですか?」との問い合わせもありました。
 尾谷幸子支部長(民商副会長・共済会理事長)=スナック=は「札幌市が、ススキノ地域をどう発展させようと考えているのか、知りたい。ススキノの状況と私たちの要望を、市議会でも取り上げて下さい」と主催者あいさつ。
 支部役員の山本シズ子さん=居酒屋=は「冬場の除排雪では、通りの路面がツルツル・ガタガタでとても危険。毎年、転倒して骨折する会員がいるので改善してほしい」と要望。同じく役員の道藤晴美さん=スナック=は「道路の点字ブロックが欠けたり、道路がひび割れたりしている。街灯が樹木で覆われている場所もある。暗くて危ないので、改善してほしい」と要望しました。小形市議は「中央区の除雪センターや土木センターに連絡すると、現地の調査を行い、改善してもらえます」とアドバイスしました。
 中川清広副支部長=飲食=は「定山渓地域は食事する場所が無く寂しい。施設の老朽化も進み、対策が必要」と述べました。尾谷支部長は「札幌市は、駅前中心の大型開発に力を入れていますが、住民の生活が苦しいなら大型施設も活用できません。市長は、私たちの声を聞いてほしい」と強調しました。
 吉岡市議は「ススキノと定山渓は札幌の2大観光地。この地域をどう発展させていくか、委員会や議会質問で取り上げていきたい」。田中市議は「地元の人が気軽に寄れる場となるよう経済・観光委員会の委員長として議論したい」。小形市議は「具体的な話を聞けて勉強になりました。今後も、こうした場を持ちましょう」とまとめました。
 民商とススキノ支部では「議会傍聴などで市政をチェックし、私たちの声を反映させていこう」と話し合っています。

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