発言1 56条廃止で平等めざす
愛知県婦協 遠山京子さん=賃貸

県婦協のマルシェは2021年4月、コロナ禍で「集まり、顔を見て話し合いたい」「各民商の部員さんと会える場を」と、名古屋弁で「いりゃあせ!いこまい!つなごうマルシェ」の名称で1回目を開催。この2月で8回目を数え、規模を拡大し、つながりを広げてきました。継続の鍵は「みんなのマルシェ」「より良いマルシェ」にしていく努力を惜しまないことです。
全婦協は創立以来、家族従業員の働き分を認めない所得税法第56条廃止に取り組んできました。意見書は586自治体(4月時点)で可決。国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)の審議傍聴にも代表を送り、CEDAWは24年10月、日本政府に「56条の改正を求める」勧告を出しました。
24年の傍聴を機に私の人生も一変。県内外で56条問題など日本の人権問題の遅れを伝えています。女性も、男性も自分らしく生きられる平和な社会をつくるために前に進みましょう。
発言2 自治体に実態伝え続け
岩手・一関民商 菊地七郎さん=建設

一関民商はコロナ禍以来、中小業者の実態と業者の要求を自治体に伝える運動を続けてきました。
この2年間でも、一関市に16回、岩手県に4回、一関税務署に20回以上要請し「行政に物を言うのは当たり前の権利」との意識を強めました。4月末には、ナフサショックに苦しむ業者への支援を求め、市に現金給付や市税減免などを要請しました。
民商の「経営力強化学習会」で、国や市の補助金を獲得して売り上げを伸ばした会員、婦人部の記帳カフェで自主記帳をマスターして自身の経営を深く理解する会員も増えています。30~40代の若手会員に「民商はすごい」と確信が広がり、紹介が増えています。月に一度、拡大統一行動にも継続して取り組んでいます。
その結果、会員367人、対象業者比13%となり「反転攻勢表彰」を達成しました。8年間で77人の純増です。業者要求を集め、届ける運動を継続します。
発言3 不当な調査をはね返し
沖縄県連 大西洋平さん=専従

沖縄県連は、沖縄国税事務所に、違法・不当な税務調査の中止を繰り返し要請。北那覇民商会員が予納税1200万円を取り戻したのをはじめ、各民商が、たたかっています。西原町では3月、自民党会派提出のインボイス見直しを求める意見書が可決されました。業者の声が自民党を動かしています。
県連は昨年の「秋の運動」で八重山、宮古の両民商を訪ね、支援しました。チラシ7500枚を配って「何でも相談会」を開き、会員3人と共済会14人、青年部2人を拡大。この「春の運動」では、全県で会員84人を増やしました。
台湾有事の際、石垣島と宮古島の島民は県外避難、沖縄本島では頑丈な建物に避難する計画が発表されました。宮古民商の会員は「飼育している牛はどうなる」と不安を募らせています。憲法9条改悪を許さず、辺野古新基地建設の断念へ、沖縄県知事選で、デニー知事3選に奮闘します。
発言4 「減らさず」を意識して
島根・益田民商 田原寿夫さん=農業

島根県内の全5民商のうち3民商は会員100人以下。県連の4月末現勢は商工新聞読者985人、会員723人です。私たちは大きく拡大することが得意ではないので「減らさず、増やす」の「減らさず」を意識して活動しています。
私の所属する益田民商では、コロナ禍で中断していた「益田駅前はしご酒」を
昨年10月に復活。参加者350人、参加30店で盛り上がりました。昨年10月、全商連キャラバンが島根県に入りました。キャラバン後、民商会長に就任して2年目の出雲民商の三浦賢会長が「自分も民商を強く大きくしたい」と、11月に読者10人、1月には読者3人を拡大しました。県連としても、26年2月末は、前年の3月比を読者と会員で上回りました。どんなきっかけでも、人は奮起します。ひどい税務調査、税金や国保、社会保険料の高さに怒る人、仲間を守れたから増やせるという人もいました。
発言5 若い世代の悩みに応え
埼玉・川口民商青年部 岡部大貴さん=サービス

民商青年部には人を引きつける力があります。県青協や川口民商青年部は、交流会などで、参加しやすい雰囲気づくりを大切にしています。若い世代は、相談できる仲間がいるかどうかを重視します。税金や融資の悩みだけでなく、経営や将来の悩みを抱える仲間が多くいます。青年部は、一人で悩まなくていい場所であることが重要です。
青年部活動は、部員だけでは成り立ちません。経営相談に乗ったり、活動の背中を押してくれ、共に悩み、行動してくれる先輩役員や事務局員の存在があるから頑張ろうと思えます。
若い事業者も大変です。利益が上がらない、社会保険料や税の負担増、物価高騰…。でも、こうした声は社会になかなか届かない。だから、私たちは現場の実態を語り、声を上げることを大切にしています。一人では乗り越えられないことも、仲間がいれば、乗り越えられる。力を合わせ、これからも頑張りたい。
発言6 記帳カフェで広がる輪
滋賀県婦協 大西里恵さん=建設

滋賀県内の婦人部が毎月開く「記帳カフェ」は、商売や家庭の悩みも気軽に話せ、安心できる場です。全商連の「自主計算パンフレット」を使った確定申告学習会にも取り組み「互いに教え合いながらできたので安心」「分からないことを、その場で聞けるのが、ありがたい」と好評です。これまで民商の活動に参加したことがなかった部員が、記帳カフェをきっかけに支部や婦人部の行事に参加してくれるようになりました。
ある婦人部は「春の運動」で支部の全計算会に参加し、対象者一人一人に丁寧に声を掛け、部員41人の拡大に成功しました。県婦協でも60人の部員を拡大し、会員比6割の婦人部を維持しています。
10月には滋賀県で、全婦協第36回定期総会が開催されます。「来て良かった」と思っていただけるよう準備を進めています。全国の皆さんにお会いするのを楽しみにしています。
発言7 キャラバン成功確信に
長野県連 相沢道人さん=専従

長野県連は昨年5月、全商連の第12回全国会長会議に向けた3日間のキャラバンを、全13民商が全商連とともに実施。延べ200人が参加し、商工新聞読者38人、会員13人を増やしました。今年も拡大統一行動を4月と5月に取り組み、読者36人、会員12人と昨年に負けない成果を出せてホッとしています。
昨年から、若手会員を中心に拡大推進委員会を立ち上げました。上伊那民商は青年部で拡大行動に取り組み、飯田民商はインスタグラムのダイレクトメールなどを活用して成果を上げています。県青協は6月18日に民商の自主記帳、自主計算を学ぶ企画を予定。業者青年に「自分の確定申告に自信を持っていますか」と広く声を掛けています。
地域の業者は民商から声を掛けられるのを待っていると思います。そんな業者一人一人に「民商に入って良かった」と言ってもらえるよう、拡大を共に頑張っていきましょう。
発言8 「楽しい民商」で拡大も
高知・香美郡民商 山﨑龍太郎さん=鍛造

高知県では「オール高知」の高知憲法アクションを結成。県連の東谷勝喜会長も呼び掛け人となって保守層も含めた結集を図り、国政選挙などで候補者を推薦し成果を上げてきました。
県連は全商連総会に向け対象業者比10%の回復をめざし、見事達成。発言できるのも、香美郡民商が表彰基準を達成したからです。昨年11月の創立55周年祝賀パーティーを100人で成功させ、拡大の起点になりました。民商のスローガンは「大きく、強く、楽しい民商」です。5月9日には読者16人を拡大し、猟友会会長の拡大推進委員長が仕留めたイノシシで、すき焼きパーティーで、お疲れ会。現在までに27人を増やし、読者559人です。対象業者はこの20年で2千人から1350人に減りましたが、読者の対象業者比は41%を維持しています。「民商に入って良かった、良かったことは人に勧めよう」の基本に立ち返り、年中拡大をめざしたい。
発言9 料飲業者の営業を守る
北海道・札幌中部民商 尾谷幸子さん=料飲

札幌中部民商が担当する「北の歓楽街・ススキノ」は、コロナ禍でお客の行動が様変わりし、料飲店の多くの会員が歯を食いしばって店を守ってきました。
コロナ禍前に戻りつつあった中、度重なる物価高が営業と暮らしを襲い、ホルムズ危機が追い打ちをかけています。塗装や建設の業者から「資材が入らず、仕事がストップ。売り上げが無く、支払いだけ発生し続ければ、廃業してしまう」と悲痛な声が寄せられています。
「中小業者の営業を守れ」と、北海道連は4月に北海道庁へ、旭川民商も旭川市に要請しました。札幌市では、市との意見交換会に、札幌中部民商の事務局長が参加し、業者の苦境を訴えました。しかし、どの自治体も具体的には動いてくれません。
民商運動は、明るく楽しく進めること。「笑う門には福来る」の気持ちで日々、会員の皆さんと接し、元気に活動したいです。
発言10 全民商が署名目標達成
宮城・気仙沼本吉民商 木村衛さん=建設

昨年の「秋の運動」で、宮城県内の全7民商が「消費税5%以下への引き下げとインボイス廃止を求める」署名の1会員5人分を目標にし、6民商が達成。古川民商だけが未達成でした。この「春の運動」では、古川民商の小松泉会長が「何としても、やり切る」と奮起。会員訪問や街頭宣伝、「会長の訴え」を添えた署名郵送など、あらゆる策を講じ、1月に見事に達成。県内の全民商が足並みをそろえ、同じ目標に向かって前進できたことは大きな成果です。
所属する気仙沼本吉民商は毎年秋、市長に要請し、住宅リフォーム助成の創設を求めてきました。2020年度に「コロナ感染防止対策」として実施された後に打ち切られていましたが、毎年訴え続ける中で、2月に、とうとう実現。粘り強い運動の成果です。今後は、ホルムズ危機打開に向けた要請に取り組み、中小業者の営業と暮らしを守りたい。
発言11 地元駅前で「戦争反対」
長崎・東彼民商 中川美也子さん=サービス

東彼民商は昨年から2カ月に1度、三役や婦人部役員7~8人が会員への訪問対話を行っています。普段会えない会員と話ができる貴重な機会です。
昨年12月には、民商が担当する3町と懇談。使い勝手の良い事業者向け支援を要望し、二つの町で燃料補助金が実現しました。該当しそうな会員に電話をかけ「教えてもらって助かった」と喜ばれました。
被爆80年の昨年、県連は「9条の碑」を他団体と共同で建立しようと奮闘。県内の民商と婦人部で70万円を超す募金を集め、3月の建立に貢献しました。
こうした願いと裏腹に、米国とイスラエルのイラン攻撃は終わりが見えません。国会前は遠過ぎるので、地元のJR川棚駅前で「戦争反対!改憲反対!」とスタンディング。計4回、10人に満たない数ですが、何もしなければ黙認することになります。全ては政治につながり、私たち主権者は無関心ではいられません。
発言12 役員づくりに力を入れ
兵庫民商 片山正久さん=家電販売

兵庫民商は4年前、役員づくりに特化した「ひとづくり部会」を創設。ボウリング大会や「民商を深める会」など多彩な企画を行い、会員同士の横のつながりを強めています。部会を通じて、多くの若い会員が役員になっています。
「春の運動」では、消費税減税とインボイス廃止を求める署名で1会員5署名の目標を掲げ、全15支部中13支部が達成しました。民商の実績ビラを渡して、知り合いの業者に民商を紹介してもらう活動にも取り組んでいます。
全商連総会の成功へ、拡大目標を民商全体でやろうと、全支部が達成をめざしています。県内29民商も奮闘し、連日、拡大の報告も届いています。「兵庫県が中心になり、頑張らなあかん」との気持ちです。
何事も目標を持ち、必ずやり遂げるという執念の下に頑張れば、いい結果が残せると信じています。総会を機に、全国の皆さんと連帯し、頑張りたい。

03-3987-4391







