まつりで地域と住民交流を盛り上げ 「民商ここにあり!」|全国商工新聞

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 「コロナ禍以来、6年ぶりのフェスタに過去最高の3千人が来場」「第1回民商まつりに、親子連れなど、目標を上回る350人が参加。地域に民商の姿を示せた」―。各地の民主商工会(民商)はこの秋、民商まつりなどを開催。地域と住民交流を盛り上げ、「元気な民商」をアピールしています。

過去最高の約3千人 愛媛・宇摩民商

リング上から「お菓子投げ」「おもち投げ」
過去最高の約3千人の参加者で盛り上がった「うまみんフェスタ」

 愛媛・宇摩民商は11月30日、伊予三島中央青果市場(四国中央市)で「第13回うまみんフェスタ」を開催。過去最高の約3千人の来場者で、にぎわいました。
 コロナ禍以来、6年ぶりの再開を総会で決め、5月から実行委員会を立ち上げ。スローガンを「人のつながりを大切に商売繁盛!」とし、「会員相互の親睦を深める」「地域に民商を宣伝する」を目的に準備を進めました。これまで、宇摩民商単独に近い形で進めてきた取り組みから、キッチンカーの団体、フリーマーケット(フリマ)などをSNSで幅広く呼び掛けると、当日はキッチンカー20台、フリマ16店が参加しました。
 当日は、子どもや若い人が多く、熱気がありました。会員のキックボクシングジム「チャクリキ・プロモーション四国中央」と、ご当地の「愛媛プロレス」が会場内で試合をするコラボ企画も大盛り上がり。大人気の卵のつかみ取り企画は、300人近くが列をなし、用意した卵600個が、すぐ無くなりました。終盤、愛媛プロレスのレスラーや民商役員らがリング上から「お菓子投げ」「おもち投げ」を行い、最高潮に。みんなの楽しそうな姿に実行委員一同「しんどいけど、やって良かった」と実感していました。
 今回の成功は、四国中央市や同市教育委員会の後援、会場の伊予三島青果市場の全面協力、地元企業の援助など、多くの人の「地元を元気にしたい」との思いが集まった結果、と実行委では受け止めています。

初の開催に350人 愛知・昭和天白瑞穂民商

金魚すくいの水槽をのぞき込む子どもたちは真剣そのもの
「第1回しょうてんずい民商まつり」を成功させた昭和天白瑞穂民商の役員ら

 愛知・昭和天白瑞穂民商は11月23日、「第1回しょうてんずい民商まつり」を開催。参加目標の300人を上回る350人が来場しました。
 7月から毎月、実行委員会を開き、まつりの内容と準備状況を確認。広告、要員、出演者への依頼などを行ってきました。保健所や土木事務所への届け出、地域へのあいさつなどは、榊原晋会長=建設=が先頭に立ちました。
 当日は、絶好の”まつり日和”。親子連れが多く、開場から2時間足らずで、出店した焼きそばや焼き鳥、みたらし団子、おでんなど、売り切れが続出。舞台では、会員による和太鼓の演奏やチンドン屋のパフォーマンス、ギター演奏などで沸かせ、最後はビンゴ大会で大いに盛り上がりました。
 榊原会長は「会員に民商を身近に感じてもらい、一緒に『まつり』をつくる中で”役員の卵”になってほしいと思っていた。卵は生まれたと思うので、大事に育てて『まつり』を継続し”地域に民商あり!”となるよう頑張りたい」と話しています。

抽選会に熱い視線が 長崎民商

ステージに注目する「長崎民商秋祭り」の来場者

 長崎民商は11月9日、湊公園(長崎市)で29回目の「長崎民商秋祭り」を開催。約千人が来場し、明るい笑顔に包まれました。
 午前10時からのオープニングに、銀屋町の「鯱太鼓」が初登場。その後、ステージでは、スペイン舞踏、シアターダンス、変面ショー、篠笛とピアノ演奏、アカペラ、ギター演奏などが披露されました。
 屋台では、11支部と婦人部が出店。五目ちらし、おでん、焼きそば、豚まん、フランクフルト、だんご汁、カステラやぜんざい、大学芋、大福、綿あめなど、食欲をそそるメニューがズラリ。抽選会では、長崎民商に所属し、県商工団体連合会会長の徳永隆行さん=電気通信工事=が提供した「大型・薄型テレビ」をはじめ107の景品の行方に、熱い視線が送られました。
 商工新聞読者や会員、出店者、協力団体などに購入してもらう協賛券を、2千枚配布し切れるかどうか懸念しましたが、役員を中心に多くの人が動き、目標を達成。来年、節目の30回目の祭り成功に向けて、役員・事務局員一同、張り切っています。

震災チャリティーも 愛知・春日井民商

東支部のみたらし団子販売

 愛知・春日井民商は11月16日、「第17回春日井民商まつり」を春見公園(春日井市)で開催。約750人が参加しました。
 少し汗ばむくらいの好天の下、中部大学春日丘高校・和太鼓同好会の演奏でスタート。森山行良会長=木造大工=が開会を宣言しました。会員が所属するフィリピンダンス&フォークソングや稲沢民商の演歌歌手・幸川マキさんの演歌ショー、大道芸、チアリーディングなど、多彩な企画が、めじろ押し。春日井西高校・吹奏楽部の圧巻の演奏で締めくくりました。
 各支部の模擬店も盛況。名古屋名物「たません」(えび〈たこ〉せんべいに目玉焼きをのせ、お好み焼きソースとマヨネーズを塗り、二つ折りにした駄菓子)、おでん、中華まん、みたらし団子、焼きそば、焼き鳥、豚汁、いなりずし、五目ご飯など、全て完売しました。
 「フクシマを忘れない」チャリティーコーナーには3万5千円以上のカンパが。綿あめ、スーパーボールすくい、おもちゃ持ち帰りの「こどもコーナー」も、人だかりができました。最後のビンゴ大会も盛り上がり、今年も成功しました。

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