減税署名70人分集め 川崎市内4民商 「フェスタ」で訴え|全国商工新聞

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「まちづくりフェスタ」で署名を訴える川崎民商協議会の参加者

 「こんな有名な会社に、輸出還付金で消費税が還付されているなんて、信じられない」「消費税のインボイス(適格請求書)は絶対ダメ!政治を変えないと」―。川崎市内の4民主商工会(民商)でつくる「川崎民商協議会」は5月25日、「第30回公害・環境、健康、まちづくりフェスタ」に9人で参加。消費税をはじめ「税金の取り方と使い道」の問題点を告発し「消費税率5%以下への引き下げとインボイス制度の廃止を求める請願」(統一署名)など約70人分を集めました。
 このフェスタは毎年、JR武蔵溝ノ口駅(川崎市高津区)のデッキを会場に、約50の市民団体が、さまざまな社会問題や、自分たちが力を入れている活動を展示・紹介するイベント。今年は「どうする私たちの川崎」をテーマに、川崎市政の問題点などを紹介しました。
 川崎民商協議会では、地域の中小業者に民商を知ってもらおうと、民商の紹介と併せて、消費税やインボイスの仕組み、倉敷民商弾圧事件などについての展示を行いました。
 トヨタ自動車や日産自動車などの輸出大企業に対する消費税還付金額の一覧表を見た人は「こんな有名な会社が、消費税を還付されてるなんて信じられない。もうかるはずだよ」と怒りの声を上げました。別の人は「インボイスは絶対ダメ!政府のやりたい放題を許してはいけない、政治を変えないと。頑張ってください」と声を掛けてくれ、元気が出る取り組みになりました。
 舞台では、各団体からの活動報告や訴えの他、トランペット演奏、琉球舞踊、コーラスやバンド演奏などの文化企画で大いに盛り上がりました。

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