地域に根差して37回目 北海道・帯広民商 民商まつりに800人|全国商工新聞

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観客席も満席となった「第37回おびひろ民商まつり」
「tokachi―紅―」によるよさこい演舞に、観客は釘付けでした

 北海道・帯広民主商工会(民商)は10月6日、5年ぶりとなる「第37回おびひろ民商まつり」を開催。会場のJR帯広駅「駅北多目的広場」(夢の北広場)には約800人が集まり、子どもたちの笑顔があふれました。会員・役員ら200人超が景品を提供するなど、大勢がまつりの成功を支えました。

 帯広出身の作曲家・渕根章さんのステージショーから始まった「民商まつり」は、当初の雨の心配を吹き飛ばし、「十勝晴れ」の下、最高のコンディションでの開催となりました。
 会場には、支部ごとに用意した唐揚げやそば、うどんなどの食事や、婦人部と新日本婦人の会によるフリーマーケットなどが出店。「子どもたちが目いっぱい楽しめるように」と、子どもコーナーには、大きなシャボン玉やサイコロ作り、くじ引きやスマートボール、綿あめが。親の負担が少なくなるように、値段も低めに設定しました。
 中部支部長の宮崎優梨亜さん=飲食=の元気な司会で進行。YouTubeなどで活躍する「まなぽち」さんは、大人から子どもまでなじみのある曲を、伸びやかな声で歌い上げました。民商まつり常連のダンスチーム「tokachi―紅―」は、大旗を青空にはためかせ、圧巻の「よさこい演舞」で観客を釘付けにしました。お昼過ぎには観客席は満席に。出店にも長蛇の列ができ、大盛況でした。
 抽選会では、広尾支部の鶴沢栄三郎さん=漁業=が提供してくれた秋鮭が掲げられると、会場からどよめきが。抽選番号が読み上げられると、「当たった!」と、券を握り締めてステージへ駆け寄る姿が見られました。
 最後は恒例の「もちまき」。初めは子どもたちへお菓子をまき、そのあとはお餅をまくと、「こっち、こっち!」「こっちに来てないよー」などと、最高潮に盛り上がり、閉会しました。
 「今年は、子どもたちが多かったね」と口々に言うほど、親子連れが多い「まつり」となりました。「こどもぬりえ展」には、個性豊かな141枚の作品が飾られ、自分の作品を前に記念写真を撮る姿も。会場のあちこちで子どもたちの笑顔が弾けました。

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