大手損保は襟を正せ 第5回代理店院内集会|全国商工新聞

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損保代理店院内集会

 ビッグモーター(BM)の保険金不正請求や手数料ポイント制度などを考える「第5回損保代理店院内集会」が12月8日、参院議員会館で開かれ、民主商工会(民商)会員など120人が参加しました。
 岐阜県損害保険代理業協会元会長の大江金男さん(岐阜・陶都民商会員)が「地域の代理店は、震災や水害、大火など災害時には自らも被災しながら、顧客の保険金支払いのため奔走している。手数料ポイント制で代理店の淘汰が進めば、地域のセーフティーネットが寸断される。今後の在り方を共に考えよう」と開会あいさつ。
 兵庫県立大学の松浦章客員研究員が「損害保険産業の再生を代理店の立場から考える」と題し基調報告。大手損保会社が企業向け保険契約で独占禁止法違反のカルテルを結んでいた疑惑やBM事件の大本に「利益至上主義」があると指摘。大手代理店が高い手数料で優遇される手数料ポイントは「優越的地位の濫用に当たる」と、代理店経営者を中心に264人が7月に公正取引委員会に申告したことに触れ、「『民・民』の契約であっても、保険会社の良識で、自ら襟を正すべき」と指摘しました。
 金融庁の三浦知宏保険課長は「BM社の代理店登録を12月1日に抹消したが、過去に例のない対応だ。保険会社に立ち入り検査を行い、問題の実態把握に努めている」とし、「公取委への申告も承知している。代理店・業界関係者とも対話し、顧客本位の地域に根差した代理店の経営を応援する」と述べました。
 立憲民主党の熊谷裕人参院議員、日本共産党の小池晃参院議員、田村貴昭衆院議員が参加しました。

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