広島市の販路拡大応援金 民商ニュース見て挑戦 自ら申請、80万円獲得 広島民商 丁寧にアドバイス|全国商工新聞

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 「市の補助金79万2千円を自分で申請し、採択された。これでコロナ禍でも、チャレンジできる」―。広島民主商工会(民商)の鍵川祐二さん=理美容=は、民商に相談しながら、「広島市販路拡大等チャレンジ応援金」を申請。感染対策のための間仕切りやネット予約システムの導入などを盛り込んだ事業計画が、50%以下の採択率を突破し、採択を勝ち取りました。

「苦労して申請した分、採択されて喜びもひとしおです」と話す鍵川さん

 鍵川さんが営む「Hair Park R」は、新型コロナの感染リスクを気にする常連客の来店周期が長くなったり、時間のかかる施術が敬遠されて、売り上げが大幅減。「このままではジリ貧になってしまう」と危機感を抱き打開策を検討しましたが、設備投資のための資金不足に悩まされていました。
 そんな時、「商工ニュースひろしま」(民商ニュース)に掲載されていたチャレンジ応援金のことを思い出した鍵川さん。申請期限直前でしたが、ちょうど「なんでも相談会」の開催日だった民商に相談しました。
 民商は、過去の申請事例や申請に当たってのポイントなどをアドバイス。鍵川さんは、慣れないパソコン操作や見栄えの良い申請書作りに四苦八苦しながら、寝る間を惜しんで資料を作成し、何とか期日内に申請をすることができました。
 採択者発表日の7月5日、市のホームページで、自分の名前を見つけた鍵川さんは、「コロナだからと諦めたら何もできない。今回のことで、自分でもやればできるという自信がついた。いろんな情報が載っている民商ニュースは、とてもいい。民商は“何でも相談できる最高のところ”だ」と笑顔で話しています。

広島市販路拡大等チャレンジ応援金

 市内の中小事業者が、販売促進・販路拡大の取り組みを通じ、事業の維持、継続を図ることを目的とする補助金。それに要する経費の一部(補助上限100万円、補助率5分の4以内)を支給するもの。

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