北陸、東北に豪雨被害 民商会員も被災 救済に全力|全国商工新聞

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 3日から4日、東北や北陸などで「線状降水帯」が次々と発生。記録的な大雨に見舞われ、山形県の最上川など9県で45河川が氾濫し、民主商工会(民商)の会員らも多数被害を受けました。

車ごと約2キロ流され 【石川・小松民商】

Hさんの車は、ハンドルの高さまで浸水
小松民商のHさんは乗車中に被災。車ごと2キロほど流されましたが、消防隊に救助されました(写真は本人提供)

 4日、石川県小松市を流れる梯川では氾濫発生情報(警戒レベル5相当)が発表されました。
 小松民商のHさんは4日午前8時過ぎ、娘を迎えに行くため、車に乗って市街地の学校に向かっていたところ、川の方向から突然、道路に水が流れ込み、車ごとそのまま2キロほど流されました。「水は一時、車の窓の半分ほどの高さまで届き、車内もハンドルの高さまで浸水し、道路がアッという間に川のようになった」と言います。
 障害物に当たって止まったり、流されたり…を繰り返しながら、水かさが浅くなった所で運良く消防隊によって救助されました。
 「流されてもう駄目だと思った。生きているのが不思議な感じ」と話すHさん。全身が泥だらけになり、けがはありませんでしたが、翌日、頭痛と吐き気が襲い、病院を受診しました。
 民商事務所も水浸しになり、井上英明事務局長が片付けに追われています。

居酒屋1メートル近く浸水 【新潟・村上民商】

村上民商のTさん=居酒屋=は、店の前に止めていた車も浸水し、動かなくなりました

 新潟県村上市では4日未明、大雨特別警報が発令され、土砂崩れや道路の崩落が発生。市内を流れる荒川が増水して住宅などが浸水。JR米坂線の坂町駅も冠水しました。
 村上民商の会員も十数人が被害を受けました。竹内喜代嗣会長=農業=が会員を訪問しようとしましたが、市内が浸水して車で入れず、会員と会えたのは夕方になってからでした。
 居酒屋を営むTさんの店を訪ねると、高さ1メートル近くまで浸水。店内は水浸しになり、店の前に止めていた車2台もエンジンが漬かり、動かなくなりました。「何から手をつけていいのか分からない。とにかく店の中を片付けないと商売ができない」と頭を抱えていました。
 5日、電気は復旧しましたが、市内の一部は断水が続き、竹内会長は簡易トイレなどを届けています。「事務局員も被害に遭い大変だが、被害状況をつかんで早く励ましたい」と話しています。

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