中止めざし対話弾み 神奈川県連 賛同協組と懇談|全国商工新聞

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 神奈川県商工団体連合会(県連)も参加する3・13重税反対統一行動県実行委員会と消費税廃止県各界連絡会は1、2の両日、インボイス制度実施延期を県議会に求める請願に賛同した四つの協同組合を訪問し、懇談しました。県労連や建設労連、県連から4人が参加。訪問が歓迎され、対話が弾みました。
 機械器具機材商業協同組合では、事務局長が応対。「多くの組合員がインボイス制度を知らないので、学習会を計画している」とのことでした。全商連の自主計算パンフレットやインボイス制度実施中止を求める税理士の会の集会を案内し「インボイス制度の問題点を話せる税理士を紹介できますよ」と伝えました。
 葬祭業協同組合では、「自分はインボイス対応の準備を進め、取引先にも登録を要請しているが、人間関係が大事なので、できるなら実施を止めたい」と話し、「コロナ禍で葬儀が縮小し、値下げ競争が起こっている。インボイスが始まるとどうなるか…」と不安そうでした。
 砕石工業組合は、事務局長が「役員会で検討して請願に賛同した」と述べ、横浜青果商業協同組合でも「こんな面倒くさいことは無い方がいい。役員会で討議して賛同した」と、理事長と事務局長から紹介されました。
 一方で、「多くの組合員は『自分には関係ない』と思っているので、怒りは広がっていない」と話し、「本当に止めることはできるのか?」との質問も。「インボイス制度が自分の商売や暮らしにどんな影響を与えるのか知らされないので、怒りが広がっていない。制度の問題点を知れば、影響を受ける多くの人たちが『何とかしなければ』と行動する。情報交換しながら、実施延期・中止の世論を広げましょう」と訴えました。

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