全国商工新聞

 群馬・前橋民主商工会(民商)では、家賃支援給付金を9月末までに12人が申請し、2人が入金されました。

領収書不備も克服

岡本さん

 岡本徳次郎さん=製造=は9月7日に申請し、28日に30万円が振り込まれました。「助かったよ。まだまだ商売を続けたいからね」と笑顔です。
 50年以上にわたって椅子の製造販売・修理の仕事に携わってきた岡本さん。応接室に置くソファなどオリジナルの製品を製造・販売していましたが、中国産の安価な椅子が輸入されるようになってからは、飲食店などから依頼される椅子の修理を手掛けていました。
 コロナ禍で飲食店が休業に追い込まれ、5月初旬に受けた椅子の修理を最後に仕事が止まり、9月まで売り上げは昨年同月比90%近くまで落ち込みました。持続化給付金で当座をしのぎましたが、最低でも月50万円の売り上げがなければ家賃などの経費が払えません。
 家賃支援給付金があることを知った岡本さんは、申請手続きを進めましたが、賃貸借契約書はあったものの家賃の領収書がありませんでした。
 民商の相談会に参加し、大家さんが記入した「支払い実績証明書」を添付すれば申請できることを知りました。証明書を添付し、申請から3週間で給付金が入金になりました。

パソコン入力学び

小柴さん

 小柴ミサオさん=美容室=も9月28日、36万円の家賃支援給付金が振り込まれました。「9月分の家賃9万円をどうやって払おうかと思っていたけれど、ギリギリ間に合った」と胸をなでおろしました。
 57年間、美容師として頑張ってきた小柴さん。「お客さんのほとんどは美容室を始めた時から通ってくれていて、来る人も髪を切る人もおばあちゃん。おしゃべりをするのが楽しみのお客さんも多いわよ」と笑顔を見せます。
 4月に入ってから「高齢者は、感染すると重篤化するかもしれない」と来店を控えるお客さんが増え、4月以降、売り上げは50%以上ダウン。5月に入って民商と相談しながら持続化給付金を申請して100万円が振り込まれましたが、毎月、最低60万円の売り上げがなければ人件費や家賃などの経費を支払うことができず、8月には給付金はなくなってしまいました。
 「家賃の支払いが遅れると、店を明け渡さないといけなくなる」と不安になった小柴さんは民商に相談。家賃支援給付金制度があることを知り、事務局員にパソコン入力のやり方を教わりながら9月4日に申請しました。
 めいや友人にも民商を紹介して2人が入会。「民商は親切、丁寧に教えてくれる」と評判が広がっています。

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