店に署名置きアピール|全国商工新聞

全国商工新聞

班会で工夫出し合って 北海道・帯広民商 Fさん=理容

 北海道河西郡に床屋を構えて40年目に入ります。他店にはないマッサージや耳かきなどのサービスで、地域の人に親しまれてきました。
 消費税導入時から8%になるまで、値上げはしてきませんでした。8%増税時に、「上げないと厳しい」と思い、200円値上げしました。昨年10月から消費税が10%に増税されましたが、私たち中小業者の多くは増税後も値段は据え置きのところが多いと思います。うちも「上げるとお客が減るのでは」という危機感を持っているため、据え置きのままです。しかし、消費税導入時から、お客さんの来店サイクルが1カ月から40日、45日と伸び、景気の悪化を実感しています。
 レジ横に「5%への引き下げ」署名用紙を置いてお客さんに書いてもらっています。増税後は、お客さんの中に「反対の声を上げよう」と積極的に書いてくれる人も増えてきています。
 安倍政権の「桜を見る会」など、とんでもない税金の無駄遣いが明るみになっている今こそ政治の転換期です。私たちができることは署名を集め、会内だけでなく外に向かって反対の声を広げていくことです。
 私の所属する民商の班会では、より多くの署名をもらえるように、その場で書いてもらい、家族の分に加え、つながりのある人へ訴えるよう呼び掛けています。会員一人ひとりが意識を持って運動に参加することが悪政への反撃です。署名を大きく広げ、反対世論を巻き起こしていきましょう。

購読お申込みはこちらから購読お申込みはこちらから