この秋、各地の民主商工会(民商)が「民商まつり」を開催しています。飲食の出店やワークショップ、舞台パフォーマンスなど、地域に開かれた楽しいイベントとして人気です。地域住民に民商の存在や中小業者の仕事をアピールすると同時に、多くの会員が民商運動に参加する場になっています。
【北海道・北見民商】地域とつながり31回
北海道・北見民商は先ごろ、北見市内の「サンドーム北見」で31回目となる民商まつりを開催し、2千人以上が訪れました。天気に恵まれ、夏を思わせる暑さの中、午前11時の開会前には駐車場がいっぱいになりました。
山中肇実行委員長=旅館=が「市の財政が厳しい中、まつりを通して地域とつながりを深め、街を元気にしたい」とあいさつしました。
ステージでは飛竜太鼓やバルーンアートショー、大正保育所のこどもサンバ、北中学校、光西中学校の吹奏楽部などが出演し、会場を沸かせました。
毎年、大勢の人が参加する恒例の「餅まき」は、子どもと大人の部に分けて開催。「こっちに投げて!」と、あちこちから掛け声が飛びました。コメなどの豪華景品が用意された抽選会も、大盛り上がりでした。
支部ごとに、焼き鳥や焼きそば、クレープ、りんごあめなどを出店し、多くの会員が参加しました。ドーム内では、おもちゃや新鮮野菜の販売、射的などが行われました。
終了時間の午後3時まで、会場はお客さんであふれ返っていました。


【北海道・函館民商】水だこなどに長蛇の列
北海道・函館民商は10月5日、函館市の多世代交流センター「コンテ日吉」で「函館民商まつり2025」を開催。1500人以上が来場しました。まつりのチラシを持参した未就学児に駄菓子100セットを配り切りました。
実行委員長の紙隆光さん=写真家=が「コロナ禍もあって、6年ぶりの開催です。今日は、楽しんでください」とあいさつ。
ステージでは、民商会員の福田千恵さんが主宰する「ダンススペースライズ」のキッズダンス、「キックさん」のバルーンパフォーマンス、ロカビリーバンド「ピンクキャデラック」の演奏が行われ、最後には「餅まき」を行い、終始、大盛り上がりでした。
地元特産品の特価販売では「水だこ」や、会員から格安で提供されたジャガイモ、コメに長蛇の列ができ、それぞれ完売しました。
屋内のマルシェには、ハンドメード雑貨や占い、アクセサリー、駄菓子、おもちゃなどが並び、屋外では、カレーや台湾カステラ、コーヒー、かき氷、焼き鳥、たい焼き、豚汁、おにぎり、蒸しパン、まんじゅうなどを出店。完売する店が続出しました。
来場者から「初めて来たけど、にぎわっていて、すごいね」「来年も、特産品を増やして、またやって」などの声が寄せられ、大成功でした。


【宮城・気仙沼本吉民商】おいしい料理に舌鼓
宮城・気仙沼本吉民商は先ごろ、旧条南中学校を会場に「第32回民商まつり」を開催。晴天の下、子どもから高齢者まで、多くの来場者で、にぎわいました。
ステージでは、初出場の松川・秋葉神社打ちばやしによる演奏がオープニングを飾りました。キッズダンス、気仙沼在住のアコースティックユニット「フラワースカイ」のライブ演奏、フィナーレでは毎年恒例の「餅まき」で盛り上がりました。
出店は、東日本大震災でグループ補助金を獲得した「住環境プロジェクト」による焼き鳥&綿あめ、婦人部員の味付けご飯、「スナックチェリー」の佐藤ヒルダさんが作るフィリピン料理などが並び、多くの人が舌鼓を打っていました。
実行委員長を務めた、吉田芳雄民商副会長=土木=は「天候にも恵まれ、無事に成功させることができて良かった」と、手応えを感じていました。



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