インボイス 戸惑いや不安の声|全国商工新聞

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農協から登録促され 長崎・諫早民商会員

 長崎・諫早民主商工会(民商)では、会員らの戸惑いや不安の声が噴出しています。
 鉄工所を営む免税事業者は、農協からインボイス登録の問い合わせがあり、「インボイスを発行できなければ、うちが消費税を払うことになる。税務署に行って番号登録をしてもらえないか」と求められました。「消費税を納めてまで、するような取引でもない。どう対応したらよいものか…」と悩んでいます。
 簡易課税の漁業者は、取引先から求められたわけではないものの、漁協から「登録しておいた方がよい」と言われて登録しました。「番号も届いているが、インボイスの書き方など、どうしたらいいか…」と不安そうでした。

「店がつぶれる」

 免税事業者の飲食店は「お客はほとんど個人で、領収書を求められることは、ほぼない。団体利用の場合、求められるケースがあるかも…」と述べ、「『インボイスを登録し、消費税を払ったら、店がつぶれてしまうから、インボイスは登録しない』と伝えようと思っている」と話しました。

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