最大の関心事 物価高対策を議論 値上げの悩みスッキリ 新潟民商 2回の飲食業交流会|全国商工新聞

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 同業者の交流を進める新潟民主商工会(民商)は1月16日、飲食業者交流会を開催。焼き鳥店やラーメン店、スナックなどの会員10人が参加しました。

「こんな交流をしたかった」

物価高やインボイス対策など多彩に交流した新潟民商の飲食業者交流会

 民商はこの間、建設下請けや理美容などの同業者交流会に取り組んでいます。飲食業者交流会は昨年12月1日に続いて2回目。新潟一の繁華街である新潟駅前と、古町を担当する支部の役員を中心に運営しています。
 12月の交流会では、最初に参加者からアンケートを集めてテーマを絞り込み。一番関心の高かった物価高について議論を進めました。
 「9月からやっと価格を50円上げたが、客足が遠のかないか心配だった」「セット料金を上げることはできないが、酒代は値上げした」「SNSの活用で顧客の確保につなげている」などの対策や経営努力が交流され、「値上げについて悩んでいたが、背中を押してもらえた」などの感想も語られました。
 1月の交流会のテーマは、2番目に関心の高かったインボイス制度。松本里志副会長が制度の概要を説明して話し合いました。
 「問屋との取引には必要?」の疑問や、「お客と話し合って、インボイスは登録しないことに決めた」など、すでに会員が対応している様子も出されました。
 その後は「物価高騰」問題が再び話題に。「肉の値上がりがひどく、業者を探している」などの悩みが出されると、他の参加者から「うちはこんな業者から仕入れているよ」などの話も出され、LINEを使って、その情報を共有。「こんな交流がしたかった」と喜びの声が上がりました。また、昼間の空いている時間帯を貸しスペースとして活用しているなど、経営努力も交流しました。
 駅前支部の河原真吾支部長は「明るく前向きな交流を進めたいよね」と今後の抱負を語っていました。

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