全国商工新聞

 「妹が東京で、デザイナーのフリーランス。インボイスが実施されたら、どれだけ大変かと心配」「もうこれ以上、苦しめないで」―。各地の民主商工会(民商)は、全国商工団体連合会(全商連)が呼び掛けた消費税減税、インボイス制度の実施中止を首相や財務相に求める「100万ボイスアクション」の要請はがきに取り組み(下の注意事項参照)、中小業者の生の声を届けています。

埼玉・三郷民商 「参院選公示までに」

インボイス中止!!
三郷民商では商売の近況や消費税、インボイス制度を話し合い、思いの丈を書き込みました

「はがきや署名で、消費税インボイス制度のひどさを知らせよう」「はがきを山積みにし、絶対中止に」―。埼玉・三郷民商は5月23日、要請はがき記入会を行い、パソコン会計講習会や財政部会の7人が参加。商売の近況や消費税、インボイス制度を話し合い、思いの丈を書き込みました。
 竹田芳春副会長=建設=は「外国から資材が入ってこないため、工期が間に合わず、売り上げが減っている」と述べ、「インボイスは、コロナ禍から立ち直ろうとする中小業者を突き落とす制度だ」と怒りをあらわにしました。「取引先からインボイスの登録番号を申請するよう文書が送られてきた。休憩時間に同業者と話すが、課税業者になれば消費税が幾らになるか分かってない人が大半で危機感がない」と話し、「消費税が導入されてから、仕事も生活も一層苦しくなった。インボイスは中止してください」と記入しました。
 佐藤厚子常任理事=金属プレス加工=は、課税業者になった場合の消費税額を聞いて「インボイスが実施されたら、廃業するしかない」と落胆。「自営業者は大変な状況。継いだ息子を気の毒に思う」と書き込みました。
 石井妥美さん=ゴムプレス加工=は「マスコミはインボイスを説明しないから知らない人が多い。土木業の弟は一人親方などに話しているが、売り上げ1千万円以下人の『関係ない』という反応の多さに怒っている」と紹介。「インボイスはやめてください!実施されたら、中小業者は廃業に追い込まれる。(中小業者がいなくなったら)大企業だって困るのでは」と記しました。
 石井和子会長=ゴムプレス加工=は「商工新聞の集金や配達、支部総会などで会員にはがきを渡し、参院選の公示までに、知人らに広めるよう声を掛け、やり切らないとね」とペンを走らせました。
 「私たちの仕事を見てください。インボイスは絶対に中止してください」

長崎・諫早民商 支部で取り組み強め

ガンバロー三唱をする諫早民商南支部の仲間

 「消費税の税率変更を伴わない増税策=インボイス制度は絶対反対!」―。長崎・諫早民商は、インボイス中止を求める業者の生の声を岸田首相や鈴木財務相に届けようと、3年ぶりに開く支部総会で要請はがき運動に取り組んでいます。
 5月23日は南支部、24日には中央支部が総会を開き、活動報告を確認し、新しい役員を選出した後、「消費税増税もインボイス制度も絶対反対!中止に向けて頑張ろう」と元気に唱和。はがきの「ひとこと」欄に、それぞれの思いを書き込みました。
 「日本の財政は厳しいですが中小企業を元気にするにはインボイスは悪いと思います。1200兆円も赤字にするとは頭が悪いと思います。岸田さんの時代で変えてください!」
 「私自身は消費税の納税者です。妹が東京で、デザイナーの仕事をするフリーランスです。家賃が高く、ギリギリの生活をしています。インボイス制度が実施されたら、どれだけ大変かと心配しています。どうか再検討を希望します」
 「もうこれ以上、苦しめないで。意味のない消費税いけません」
 「インボイス制度が実施されたら、個人事業主は営業ができません。消費税減税とインボイス制度の中止を決断してください」…
 民商では、インボイス制度への怒りの声を、はがきで、さらにぶつけていこうと話し合っています。

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