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  トップページ > 経営のページ > 経営 > 全国商工新聞 第3205号2月29日付
相談は民商へ
 
 
経営
 

税金、社会保険料…相談して安心 民商入って良かった

 「税金や社会保険料が払えない」「記帳を学びたい」「経営のノウハウを知りたい」―。各地の民主商工会(民商)は中小業者のさまざまな悩みや要求に応えて地域で活動しています。仲間が集まり、豊富な経験や知恵を出し合って問題を解決。みんなで支え合って営業と暮らしを発展させています。民商は中小業者の力強い味方です。「民商に入って本当に良かった」との声が寄せられています。

業者目線でアドバイス 自分で申告できる=東京・葛飾民商 浜田寛之さん=釣り船・船体修理=

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 昨年7月、東京都葛飾区内で「浜田マリン」を開業した浜田寛之さん=釣り船・船体修理。初めての確定申告を前に、自分で勉強して、申告したいという思いから、葛飾民商に入会しました。
 20歳から5年間、船体修理会社で働き経験を積みました。顧客との信頼関係を築き、満を持しての独立。開業してから約半年、確かな仕事と誠実な人柄が信頼され順調に業績を上げています。
 困ったのは初めて迎える確定申告。何も分からず、税理士に頼むことも考えましたが、費用の高さに驚いて断念。以前、船体修理を請け負った江戸川民商の会員から「民商なら親切に教えてくれるよ」と紹介され2月8日に民商を訪ねました。
 浜田さんの住む奥戸地域で役員を務める野口多吉さん=金型=と小林智子事務局長が対応。領収書を税目ごとに分けることや、売り上げを帳簿にまとめることなど、同じ業者の目線で一つひとつ教えてくれ、分からないことはすぐに聞くことができました。「これなら自分でもやれそう」と、その場で入会を決意しました。支部の学習会にも参加し、申告書を仕上げることにしています。
 入会と同時に青年部にも入部。「青年部の人と顔を合わせるのが楽しみ。同年代の経営者とつながって、これからの商売や生き方に生かしたい」と浜田さんは期待しています。

税務署に謝罪させ「呼び出し」調査を解決=大阪・泉南民商 藤原ゆみさん=美装=

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 税務署から税務調査について「呼び出し文書」が送られてきた大阪・泉南民商の藤原ゆみさん=美装=は、民商に入会し納税者の権利を学んで、税務調査に対応。国税通則法に基づいて税務署は実地調査に「事前通知」が義務化されたことなどを踏まえて税務署へ抗議し、謝罪させました。「民商に相談していなかったら、どうなっていたか」と胸をなでおろしています。
 藤原さんに、申告書の提出を迫る「呼び出し文書」が届いたのは2015年9月17日。夫の病気や母の認知症などが重なって、3年間税務署への申告ができずにいました。また、離れて暮らす藤原さんの長女の家に税務署が文書を送ったことも不安をかきたてました。
 知り合いの弁護士に相談すると、民商を紹介され、すぐに相談。この時、税務署の通知が長女の家に送られたことや、「事前通知」なしで調査をするということが違法・不当ということを初めて知りました。
 藤原さんは9月29日に民商の役員3人と税務署に行き、請願書を提出し抗議。数日後、税務署員は藤原さん宅を訪れ、長女の家に通知を送ったことを謝罪しました。
 その後、民商で学び、教え合いながら3年分の申告計算をして税務署に提出。後日税務署から「申告通り受け付けた」と電話がありました。
 藤原さんは「本当にホッとした。感謝でいっぱい。もっと早く民商を知っていたら、こんな大変な思いをしなくてもよかった。本当にありがとうございます」と喜びを語っています。

仲間と一緒に交渉して社会保険料を分納=愛知・名古屋南民商 村田徹さん=メッキ加工=

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 差し押さえをちらつかせ、納付する社会保険料の増額を強引に迫られていた村田徹さん=メッキ加工=はこのほど愛知・名古屋南民商に入会し、民商の仲間と一緒に笠寺年金事務所に抗議しました。職員は乱暴な手法の誤りを認めて謝罪しました。「民商の仲間は具体的な提案をして一緒に交渉もしてくれた。民商に入って本当に良かった」と笑顔を見せています。
 村田さんは車やバイクのクロムメッキの仕事を手がけ、3人の従業員を雇用しています。厳しいながらも経営を伸ばしてきましたが、2008年のリーマンショックを機に売り上げが激減。社会保険料の納付が滞るようになりました。
 それでも何とか事業を立て直し、年金事務所が言うとおりの金額を毎月、納付してきました。
 ところが2年前、担当者が代わると、「差し押さえ」をちらつかせて増額を迫るよう一変。やむなく増額に応じ、滞納分を含めて毎月110万円ほどを納めていました。
 すると今度は「延滞金もあるからもっと増やせ」と一方的に迫りました。途方に暮れていたとき民商のラジオCMを聞いた村田さん。すぐに連絡したところ、竹内達夫副会長と事務局員が1月12日に訪ねてきて「年金事務所に行って一緒に抗議しよう」と励まされ、村田さんはその場で入会しました。
 早速、笠寺年金事務所と交渉。「未払い分や借り入れもある中で、社会保険料を優先して納めてきた」「誠実な納付をしているのに差し押さえで脅すのはおかしい」と抗議したところ担当者は、「以前の担当者がすぐに差し押さえを言ったのは行き過ぎ」と謝罪。今後についても「村田さんは誠実に納付しているので、毎月納付書を送ります」と約束しました。

全国商工新聞(2016年2月29日付)
 
   

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