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  トップページ > 税金のページ > 徴税攻勢 > 全国商工新聞 第3150号1月5日付
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税金 徴税攻勢
 

こんなに高いの?税金学習会で驚き怒り次々

自主計算パンフ活用=福岡・久留米

 福岡・久留米民主商工会(民商)は11月24日から12月6日まで「自主計算パンフレット」を使って確定申告学習会を開きました。三役が2、3支部ずつを担当し、20支部すべてで開催。311人が参加しました。
 南薫支部が開いた11月28日の学習会には12人が参加。坂本よう子会長は「消費税が17年ぶりに増税されたが、社会保障は悪くなるばかりで増税はすべて社会保障に回すというのはごまかし。消費税率10%への引き上げは中止、5%に戻せの署名を集めて増税反対の運動を大きく広げよう」と訴え。また、すべての業者に、記帳、記録保存が義務化されたことや横暴な税務調査が行われていることを話し、「自主記帳・自主計算・自主申告が大切」と強調しました。
 学習会では集計の仕方や所得の出し方、控除の説明、申告書の書き方を学ぶとともに、集計の仕方では3月までと、消費税率が8%に上がった4月からに分けるとの説明を受けました。
 参加者からは「消費税の計算が難しい。今後、しっかり学習しよう」「消費税8%はかなり重くのしかかる。10%になったら、商売は続けられない」などの意見が上がりました。
 Yさん=自動車板金塗装=は「2014年は50万円以上の消費税を納め、2015年に納める消費税はさらに増える。毎月、集計するたびに消費税の負担の重さを実感している。国は消費税を10%に引き上げようとしているが、やめてほしい」と話していました。
 民商では毎年この時期に「自主計算パンフレット」を使った学習会を開催。この取り組みを40年以上続けています。1月後半からは申告記入会などを行い、営業を守るため、自主記帳、自主計算、自主申告活動を進めています。

消費増税「10%は絶対アカン」=大阪・泉佐野

 「8%でもしんどいのに、10%は絶対アカン」―。大阪・泉佐野民主商工会(民商)は先ごろ、各支部ごとに消費税学習会を開催。消費税負担の重さを実感するとともに、確定申告に向けた準備を進めようと3日間で延べ6回の学習会に23人が参加しました。
 プロジェクターを使い消費税の仕組みなどを学習。その後自分たちで実際に納税額を計算しながら、日々の記帳や申告で考えていることや工夫していることを交流しました。
 まず、民商で作成した消費税紙芝居「税率は3%上昇でも、税額は1・6倍!」をプロジェクターで見ながら学習。参加者からは「税金がこんなに増えるん!? きっついなあ」「映像で見せられると消費税のひどさがよく分かる」など、あらためて消費税に対する怒りの声が出されました。
 消費税の計算では、民商独自に作成した消費税率5%と8%対応のエクセル計算シートを使い、2014年度の自分の消費税額を実際に計算。パソコンを持っている人はエクセルシートに直接入力していきます。今回作ったシートは簡易課税に対応したもの。1〜3月と4〜12月に売り上げを分け、事業区分別に入力するだけで、自動計算され、簡単に消費税の納付額を導くことができます。
 計算をしながら参加者がそれぞれの申告や記帳の工夫も交流。自作の領収書冊子を持参したKさん=製本=は「今まではスーパーの袋に突っ込んでいたけど、これならきれいに整理できるし見やすいので記帳する気も湧いてくる」と冊子を紹介。その冊子をもらった会員=卸小売=は「さすが本職や」としっかりした冊子の作りに感心していました。
 また、役員の呼び掛けで参加した会員は「今年の申告は関係ないと思っていたけど、負担の大きさにびっくり。聞いておいて良かった」などと感想を話していました。
 事前の支部役員会で「いま売り上げが1000万円を超えていなくても今後の情勢次第で課税対象になるかもしれない、消費税はみんなの問題という意識を持つことが重要」と話し合い、学習会には課税対象でない会員も参加しました。

全国商工新聞(2015年1月5日付)
 

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