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お金と仕事は地域で循環 地域経済シンポ=京都

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「お金と仕事は地域で循環を」と語り合ったシンポ

 「お金と仕事は地域で循環を」と10日、京都市内で経済活性化を考えるシンポジウムが開かれました。1月に結成された、京都府商工団体連合会(京商連)も加盟する「地域経済活性化めざす京都中小企業者の会」が主催したもの。民商会員45人を含め中小業者ら200人が参加し、地域循環型経済について討論を交わしました。

ワースト1に
 シンポは、京都府内の事業所がこの3年間で1万1000軒余り減少し、被災地を除く全国平均の減少率6.9%を大きく上回る、全国ワースト1の8.1%を記録する中で、地域経済活性化の方向を探究しようと企画されたものです。
 京商連の久保田憲一会長が、商売を破壊する消費税増税の中止を求めるとともに、「地域の中小業者が元気になってこそ、地域経済も活性化できる」とあいさつしました。
 パネリストは、一級建築士の工務店専務、社会福祉法人の理事長、工業組合の代表理事の3氏。岡田知弘京都大学教授がコーディネーターを務めました。
 工務店専務は「お金と仕事が地域で回る」ためには「地域」を知ることが大事だとして、高齢化が進む中で、お年寄りの要望にも応えるなど、「家守」として、地域を支えている活動を紹介しました。

宝に光をあて
 社会福祉法人理事長は、障害者福祉法人が、経営破綻したリゾートホテルを「地域の宝に光をあてよう」と、与謝野町や地元農家などとの協力で再建運営した取り組みを報告。工業組合代表理事は、行政に陳情するだけでなく、「行政とともに住民サービスをするのが組合としての仕事」と方針を転換し、「全国最下位の太陽光発電の設置・普及に取り組んでいる」と、語りました。
 岡田教授は、「循環型経済と自治体の役割」について言及。この中で「お金と仕事が地域に回る仕組みづくりのプロセス」とともに、地域経済の担い手である中小企業者の役割、「中小企業振興基本条例」制定の重要性を訴えました。
 会場から、府知事選に立候補している尾崎望さんが発言。参加者からは「地域循環型経済こそ好景気をつくりだす源であることがよく分かった」などの感想が寄せられました。

全国商工新聞(2014年3月31日付)
 

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