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  トップページ > 青年部 > 全国商工新聞 第3311号5月14日付
相談は民商へ
青年部
 

民商で学び開業できた=新潟県・県青協

夢実現へ事業計画作ろう ビジネススキルアップセミナー

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会内外から15人が参加した新潟県連・県青協のビジネススキルアップセミナー

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事業計画づくりの経験や意義を語る岩沢健・県連副会長(左端)らパネリスト

 新潟県商工団体連合会(県連)と県連青年部協議会(県青協)は4月22日、第3回ビジネススキルアップセミナー「事業計画書をつくろう」を共催し、会内外から15人が参加しました。開業を控えて奮闘している人も集まり、前向きに商売を学び合い交流しました。

繁盛するには
 5人のパネリストが事業計画書を作り、経営を切り開いた経験や商売への思いを発言。4月に化粧品店をオープンする尾崎奈菜さんは「ドラッグストアを辞め、独立開業しようと思ったのはお客さんの要望が強かったから。このセミナーに1回目から参加し、民商と事業計画書をつくり、何回も銀行に足を運んで融資を実現した。商売の熱意を話すと、仕入先も協力してくれ、夢が実現した」と生き生きと話しました。
 石山浩さん=生花=は「花育アドバイザー」の資格を生かし、男性向けアレンジメント教室「花男子」を毎月行うなど、花の文化を根付かせる活動を報告。「2年前に同業者から卸の事業を引き継いだが、顧客との信頼関係を強めることが課題」と語りました。
 長崎誠・県青協副会長=資源回収=は「祖父がトラック1台から資源回収を始めた。2年前に社長になったが、設備も増やし運転資金も必要だったので、二つの銀行と何度も話し合って融資を受けた。事業計画書の大切さを実感」と発言しました。
 小林正樹・県青協会長=鋼材加工販売=は「事業計画書を作り、コスト意識を高めることが大事。納入先には自社の製品と一目で分かるように荷札に色をつけている」と工夫を紹介し、岩沢健・県連副会長=設備・飲食=は「商売を伸ばすために事業計画書を作る。従業員・取引先・お客を育てていくことが大事」と話しました。

客をファンに
 フリートークでは「お客に自身のファンになってもらうための努力・工夫は」との質問が。尾崎さんは「お客のターゲットは60〜80代の女性。一度の来店で顔と名前を覚えることはもちろん、ペットや家族のことも話題にし、ダイレクトメールで触れるようにしている」、石山さんは「花の注文があった時に話をして、要望を深堀りしている。花の色を指定した男性と話したところ、嵐ファンの妻へのプレゼントだと分かり、イメージ色をそろえたらすごく喜んでくれた」と紹介し、商売のこだわりや工夫が交流されました。
 また、夏にカフェを開店する予定の牧野ゆかりさんが、開店予定の店のSWOT分析を披露。「強みは、地域に30〜40代が憩える場所がない中で、地元の食材を使ったケーキを出せること。一方で、市内の人口減少や冬の営業の厳しさは弱み・脅威」と話すと、会場からはさまざまなアドバイスが出されました。
 居酒屋の開業準備をしている50代の夫婦は、仲間の民商会員から聞いて参加。「料理のことは分かるが経営は素人。いろいろな業種の人の話が聞けてとても勉強になった。ぜひまた参加したい。6月の開業に向けて頑張ります」と明るく話していました。
 「ビジネススキルアップセミナー」は昨年7月、12月に続き3回目。会外からも連続して参加し、開業や融資を実現する業者青年も出てきています。県連・県青協は今後も定期的にセミナーを開催し、経営要求への対応を強めようと話し合っています。

全国商工新聞(2018年5月14日付)

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