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補助金・融資の獲得 みんなで挑戦しよう=岩手・盛岡民商青年部

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会員が講師となり、補助金や融資の経験を語った盛岡民商青年部の学習会

 岩手・盛岡民主商工会(民商)青年部は11月18日、盛岡市上田公民館で「補助金&融資学習会」を開催し、会内外から11人が参加しました。それぞれ挑戦した3人の会員が申請の動機から獲得までの経験をパネルディスカッションで報告。「自分も申し込んでみたい」と前向きな声が上がりました。

実践報告が刺激に 制度学習会で意欲
 最初に青年部員の畠山真悟さん=学習塾=がキャリアアップ助成金(注1)の正規転換コースについて説明。新規事業として介護施設を立ち上げた際に社会保険労務士から制度を紹介されて利用した経緯を語り、「対象となる従業員の範囲が広く、とても助かる制度。今後は独力でチャレンジすることも考えている」と話しました。
 「小規模事業者持続化補助金」に挑戦した吉田研磨工業の北田春美さんは、実際の申請書をスクリーンに映しながら「新しく導入した機械を生かし、取引先拡大の宣伝に力を入れるため申請した。申請書を作る過程で商売を見直し、父が培ってきた技術力の強みや会社の方向性をあらためて理解できた」と語りました。
 藤沢光一さん=看板=はマル経融資(小規模事業者経営改善資金・注2)について説明。設備投資、ホームページ制作など商売について語り、「資金繰りを改善するために民商の関沢淨会長に相談。マル経融資を紹介され挑戦した」と話しました。
 質問タイムでは、パネリストが一つ一つ回答。特にキャリアアップ助成金に注目が集まり、申請条件などへの質問が相次ぎました。司会を務めた颯田淳副会長=不動産=は「うちもキャリアアップ助成金をやってみようかな」と意欲を示し、会外から参加した青年部員の友人は「今日はとても勉強になった。こういう機会があればまた参加したい」と感想を述べていました。
 夜は異業種交流会が開催され、講師も含めた9人が参加。名刺交換など行いながら交流しました。
 今回の学習会は、春に行った全国業者青年実態調査で「補助金や融資の学習会」の要望が多かった結果を受け、取り組みました。

注1・キャリアアップ助成金…非正規労働者の正社員化、処遇改善などの取り組みを実施した事業主に対して国から助成金が支払われる。例・有期労働者を正規にした場合、1人当たり57万円、有期を無期にしたり、無期を正規にしたりした場合は28万5000円など。
注2・マル経融資…経営改善に必要な資金を無担保・無保証で借りられる制度で、限度額は2000万円。返済期間は運転資金が7年以内、設備資金は10年以内。商工会議所や商工会の経営指導を受けることが求められるが、会員でなくても受けられます。

全国商工新聞(2017年12月11日付)

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