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スキルアップで商売繁盛 お客目線で経営を分析事業計画作りに生かす=新潟県青協

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講師の上品忍中小企業診断士(左)が例を基にしながら経営計画づくりを丁寧に説明

 新潟県連青年部協議会(県青協)は7月30日、県連と共催で「ビジネススキルアップセミナー〜初めての事業計画書づくり」を開催し、会内外から45人が参加しました。中小企業診断士の上品忍さんを講師に、経営に関わる数字の見方から、事業計画づくりの方法などを実践的に学びました。

 県青協の小林正樹会長=鋼材販売=は「全青協が行った全国業者青年実態アンケートでも経営の勉強がしたいという回答が多かった。今日は大いに勉強し、経営に役立てよう」と開会あいさつしました。

チャンスつかめ
 上品さんが「経営計画ってなんだ」「数字の意味を知ろう」「マーケティングの基本」「SWOT分析」「補助金のまとめ」について詳しく説明。「経営計画は『経営方針・目標を明確にする』『自社の強み・弱みが認識できる』等の意義がある」「経営計画を作った会社の方が、売り上げが上がったという統計がある」と強調し、「まずは『数字・決算書』の話から」と「決算書のしくみ・売上・固定費・変動費・限界利益」の考え方を話しました。また、「マーケティング」の定義や具体例を話し、「お客のことを意識するだけでも商売は変わってくる」と、お客目線で商売を考える重要性を強調しました。
 「SWOT分析」では「強み・弱み・商売のチャンス」について、考える切り口のヒントももらいながら、参加者全員が自社の分析を行いました。県青協副会長は「小さい会社なのでお客さまの要望を細かく聞けることが強み。従業員の高齢化と人手不足が弱み」と分析。「紙ベースの資源が減る中で、プラスチックの回収も行うようにしてきた。また分別の大切さをお客さんに知ってもらうためにTシャツを作った」と経営努力をしていることを報告しました。
 上品さんは「経営計画の作成も補助金申請も、ぜひ民商などグループでやってほしい」と呼び掛け。「1人では強み・弱みも分かりにくいし、グループでの意見交換から新たな気づきが生まれ、話すことで他人に伝わるかチェックできる」と締めくくりました。

必要なもの発見
 3時間半にわたる講義でしたが、参加者は持参した決算書や収支内訳書などと照らし合わせながら真剣にメモ。「数字からSWOTまで丁寧に説明してもらい、何が自分の商売に必要なのか分かった」と好評でした。40年以上事業をしているベテランの経営者からも「あらためて商売を見直す良いきっかけになった」と感想が聞かれました。
 セミナーの成功に向け、県連と県青協は5回の実行委員会を重ね、「経営要求は民商全体のもの」「地域に民商を知ってもらおう」と討議。フラワーレッスンを行う34歳の青年部員は「講師をしている専門学生の中に起業を考えている生徒もいる。ぜひ彼らにも参加してほしい」と声を掛け、5人の専門学生・先生含め、8人が会外から参加しました。12月には2回目の「セミナー」を開催したいと張り切っています。

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全国商工新聞(2017年8月21日付)

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