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  トップページ > 青年部 > 全国商工新聞 第3208号3月21日付
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青年部
 

自主記帳で経営が見えるよ=広島・福山民商

天気や曜日も記録し、販売ロスを軽減

課題見つけ目標明確に

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日計表を手に自主記帳の重要性を語る福山民商の杉之原里奈さん

 2014年に市内でベーカリー「Um Por Um(ウンノポーウンノ)」をオープンした広島・福山民主商工会(民商)の杉之原里奈さん。生地からソースまで、すべて手作りで「自信を持ってお客さんに食べてもらえるパン」にこだわりながら営業しています。
 小学生のころから「パン屋さん」になることが夢だったという杉之原さん。18歳からベーカリーで働いて経験を積み、念願のお店をオープンしました。旅行で訪れたパリの雑貨店をイメージしたという店内は、全面ガラス張りの窓から差し込む自然光が白基調の壁に反射し、優しく客席を包みます。
 お客さんと会話ができるようにとオープンキッチン風に作られた作業場の前のカウンターには、色鮮やかな野菜を挟んだサンドイッチなど65種類のパンが並びます。
 民商に入会したのは2015年。申告を通じ記帳の重要性を実感し、いまは売上・仕入・経費の集計が一目で分かるように工夫して日計表を付けています。
 「天気」や「大口注文」の欄を設けているのもポイント。「火曜日の雨の日は売り上げがどれくらいだったか」など参考にすることで販売ロスを軽減し、「大口注文」を記録することで、毎年どの時期にどんなイベントがあるか予想が立つようになりました。「課題を見つけ、目標を明確にできる帳簿は、税金対策にも経営対策にも絶対に必要」と、自主計算を経営に生かすことに手応えを感じています。

全国商工新聞(2016年3月21日付)

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