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  トップページ > 青年部 > 全国商工新聞 第3172号6月15日付
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楽しく憲法考えよう 憲法居酒屋

 「憲法は国民一人ひとりのもの。業者青年の立場から憲法を考えよう」― 。東商連青年部協議会(東青協)は5月26日、都内で憲法居酒屋「ラブ&ピースinうまいもんや」を開催。若手弁護士を講師に招き、憲法を学び、語り合おうと企画したもので、フリージャーナリスト、出版会社代表など業者青年23人が参加しました。

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民商会員の店で開かれた若者憲法居酒屋

 会場となった北区民主商工会(民商)のAさんが経営する居酒屋には午後7時、次々と参加者が来店。Aさんが「憲法カフェは、知らない人と平和や憲法について語り合える場。きょうは初の憲法居酒屋。いっぱい飲んで楽しみながら語り合おう」と開会あいさつ。自慢のお好み焼きや焼きそばに舌鼓を打ちながら、楽しく自由な雰囲気で憲法、平和、商売への思いを交流しました。

平和の願い
 文京民商会員で豆腐店を経営するBさんは「戦時中は豆腐店でも徐々に材料が手に入らなくなり、閉店の危機に追い込まれた」と説明。「戦争はある日突然始まるわけではない。ゆっくりと規制され、突入していく。父が平和への願いを込めて戦地から帰った祖父の名を付けた豆腐店を自分の代も守っていきたい」と語りました。
 紙芝居「王様をしばる法」を使い、「明日の自由を守る若手弁護士の会」の種田和敏弁護士が講演。王の権力に制限を設けるために誕生した憲法の起源を説明し、「憲法9条を解釈で変更しようとする安倍政権のやり方はおかしい」と強調。「大学の講義室で語られるものだけが憲法ではない、今回のような取り組みをもっと広げ、普通に憲法を語れる場を広げていきたい」と呼び掛けました。

知って力に
 全商連青年部協議会(全青協)の事務局長は「憲法に定められた生存権や応能負担原則が脅かされるような税制や徴収が現代でもまかり通っている」と指摘し、「国家に憲法を守らせる運動を」と呼び掛けました。
 東青協議長が「憲法を知れば知るほど、業者の権利を守るために重要なものと感じる。この取り組みを商売にも生きる取り組みとして、広げていこう」と閉会あいさつしました。
 参加した清瀬久留米民商のCさん=建築=は「ニュースでは分からないことが理解できた。みんなで力を合わせ少しずつでも社会を変えていきたい」、中野民商のDさん=設計=は「今回のような楽しみながら学び、輪を広げられる会は素晴らしいと思う」と語りました。

全国商工新聞(2015年6月15日付)

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