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  トップページ> 共済会 > 全国商工新聞 第3122号6月9日付
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より民商らしい共済へ連続開催=第23回定期総会

 5月26日には全商連共済会第23回定期総会が開かれました。全商連総会との連続開催の意義を踏まえ、いのちと健康を守る活動、会員加入率80%達成めざす運動など、助け合いの精神を発揮し、「より民商らしい共済」へと発展させる方針を採択。自主共済つぶしの権力的介入に立ち向かう決意を固め合いました。

助け合い広げ 不当な介入許さず
 全商連共済会第23回定期総会は5月26日、東京都内で開かれました。共済会の歴史を学び、会員どうしで助け合ってきた活動をさらに発展させることなどを提起した方針案を討議。方針案、決算・予算案を満場一致で採択し、新役員を選出しました。保険業法改悪や環太平洋連携協定(TPP)による共済への不当な攻撃をはね返すため、全会員が加入する「より民商らしい共済」への決意を新たにしました。

 創立から30周年の節目の年に開かれた定期総会は、全商連定期総会との初めての連続開催。全商連の三役や常任理事も参加しました。総会開催中も会員加入率80%をめざした全国の奮闘が続き、佐賀県連共済会などあらたに表彰基準を突破する組織も生まれました。
 鎌田保理事長があいさつ。「安倍政権が4月から消費税を8%に引き上げ、中小業者に大変な苦痛を与えている中で仲間どうしの目くばり、気くばり、心くばりが大切になっている。共済会の原点に立ち返って全会員加入の共済会をつくりあげよう」と呼びかけました。

声をかけ合いいのちを守る
 全商連を代表してあいさつした国分稔会長は「社会保障が改悪され、いのちと健康が脅かされている。共済会はみんなで声をかけ合いながら健康診断を受け、いのちと健康を守ってきた。TPPや不当な攻撃から共済会を守り、助け合いの共済をさらに発展させよう」と訴えました。
 今井誠専務理事が総会への常任理事会報告を行いました。会員加入率80%をめざし、いのちと健康を守る活動が広がる中で総会が開かれ、会員加入率が74・9%(確定分)に到達したことを報告。「創立以来30年間で共済金は159万人を超える人たちに約870億円を届け、助け合い共済の役割を発揮した。東日本大震災でも2122人に1億7455万円の震災見舞金を届け、民商と共済会の助け合いが大きな確信になった」と強調しました。
 共済をめぐる情勢では保険業法改悪やTPPの問題に触れ、「保険や医療分野を解放して自主共済を日米大手保険会社のもうけの対象にしようとしている。2015年に『再々改正』される保険業法によって共済への規制が強まる懸念が払拭できていない」と指摘。攻撃を打ち破る組織づくりを呼びかけました。
 この間、共済会ではいのちと健康を守る活動の要として集団健診に取り組んできました。報告では国民健康保険や協会けんぽの加入者ほど健診受診率が低いことを明らかにし、共済会の集団健診が果たす役割をあらためて強調。班・支部の身近なところから声をかけ、健診を受けやすくするため、近所で受けられる「下駄ばき健診」や大腸がんなどの一点検診を提起しました。

配偶者加入をさらに強めて
 全会員加入をめざし「より民商らしい共済」の運動については会員加入率80%を達成した組織の共通点を明らかに。「民商の役員会で共済会について学習し、構えを確立させたこと。併せて同時加入を徹底し、未加入者名簿を準備して拡大統一行動など、具体的に取り組んだ」ことを挙げました。配偶者加入を進める運動では婦人部との懇談が力になったと指摘。この間の活動を確信に全会員、配偶者の加入をさらに前進させることを強調しました。
 財政報告、決算・予算(案)の提案と会計監査報告が行われました。
 全体会では13人が発言。方針案、決算・予算案などを満場一致で採択。
 共済会員数が民商会員比であらたに90%に達成した組織などを表彰し、新役員を選出しました。

加入率80%めざし 仲間の健康に心配り

 全体会では13人が発言しました。

先進に学んで県全体が向上
 愛知県連共済会副理事長は会員加入率80%をめざす取り組みを紹介。「会員比率90%を達成した春日井民商共済会や4カ月余で会員比率を60%から80%に引き上げた小牧民商共済会など先進的な取り組みに学び、県全体の加入率を引き上げた。共済会の活動は会員の心と体に気をくばりながら商売を続けるため、お互いに励まし合う民商活動そのもの。全会員加入をめざしたい」と語りました。

婦人部と連携一点検診進め
 集団健診の取り組みについて報告したのは北海道連共済会副理事長。「14民商共済会すべてが集団健診に取り組んでいる。日曜日、平日、夜間健診をはじめ婦人部とタイアップしての婦人科検診、大腸がんやアスベスト検診も行っている。加入者全員が健診を受けられるようにするには、支部健診が鍵」と強調しました。

全会員加入で共済活動輝く
 会員加入率80%を達成した熊本県連共済会の副理事長は「社会保障の大改悪で健康破壊が進み、仕事ができなくなる仲間が増えており、共済会の果たす役割はますます大きくなっている。全会員が加入してこそ共済活動が光輝く」と力を込めました。

原発に負けず100%維持
 福島県連共済会理事長は、原発事故で多くの会員が被害を受けたことや放射能汚染の被害が深刻化していることを怒りを込めて告発。「生業が奪われ、3年たっても福島に戻ることができず、商売が成り立たない。100%の会員が共済会に加入し、すべての会員に震災見舞金を届けた相双民商では相談会を開きながら入会者を迎え、同時加入を徹底しながら会員加入率100%を維持している」と話しました。

あきらめない合言葉に80%
 愛媛県連共済会理事長は会員比率を飛躍的に前進させた新居浜民商共済会の取り組みを発言。「もう行くところがないと嘆いていたが、会長がやる気を示したことで行動の輪が広がり、56%だった会員比率を1年間で80%に到達させた。この取り組みに刺激され、今治民商共済会も“あきらめない”を合言葉に未加入者を訪問し、会員比率80%を達成した。早急に県全体で80%を達成させる」と述べました。

20年レク続け交流が深まる
 神奈川・湘南民商共済会理事長はレクリエーションの取り組みとして、「地引き網を20年間続けている。家族ぐるみで参加し、会員どうしの交流も深まり、役員を引き受ける人も増えている」ことを紹介しました。

同時加入こそ全員加入の道
 岐阜県連共済会副理事長は「ようやく会員加入率80%を達成することができた」と元気に報告。「加入率を高めるためには同時加入が欠かせない。助けられる人、助けられない人の垣根をなくし、共済会の活動を発展させるために全会員加入の共済を」と決意を語りました。

全国商工新聞(2014年6月9日付)

 
   

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