民商の集団申請に参加 国保料年13万円減=大阪・豊中民商
市独自の3割減免適用

国保料の3割減免を実現した豊中民商の山根朋昭さん
大阪・豊中民主商工会(民商)は7月13日、国民健康保険(国保)料の集団減免申請を豊中市役所で実施。2人が市独自の3割減免を実現しました。
その一人で、昨年に続き参加した山根朋昭さん=理・美容=は、仕事で使う車を買い替えなければならず、前年より所得が減少。窓口で、事前に準備した売り上げ・経費の集計表を使って厳しい状況を具体的に説明し、3割減免が適用されました。山根さんは「年額で13万円の減額になり助かりました」と、ホッとした表情で語りました。
申請の前に、日本共産党のいつき澄江市議と懇談。「市は国保会計が黒字でも、国保料を進んで引き下げようとしない。市民が声を上げることが大事」と参加者を激励しました。
民商の出口保幸会長=地質調査=は「国保料減免申請は、国保法第77条に定められた私たちの権利。恥ずかしいことでも、人の迷惑になることでもない。堂々と減免申請をしていこう。また、『払える国保料にしてほしい』という市民の声を署名で集め、来年こそ国保料を引き下げよう」と呼び掛けました。
民商は今年も11月まで毎月、集団減免申請に取り組みます。
全国商工新聞(2015年9月7日付) |