国保料3倍加! 減免申請いっせいに=岐阜
岐阜北民主商工会(民商)も参加する「岐阜市国保をよくする会」(会長・森下満寿美民商常任理事)は8月9日、国民健康保険(国保)料減免の一斉申請を行ないました。提出者41人(38世帯)を含む47人が参加しました。
森下さんはあいさつで、「岐阜市は今年度から国保料の計算方法を変えたため、加入世帯の4分の1で国保料が引き上げに。市は国保料を払いたくても払えない状況をよく聞き、減免を進めてほしい」と訴えました。
参加者が1人ずつ国保課の職員と面談して減免申請書を提出。この日は全体で38世帯が申請書を提出し、北民商の会員からは31帯が提出しました。
常任理事=自動車修理=は、「今までみんなに『岐阜市の減免制度はいい制度。利用しなあかんよ』と勧めてきたが、今年初めて自分も申請することにした。今年届いた納付通知書を見たら去年の3倍にもなった。売り上げは減る一方で、申請するしかないと思った」と話していました。
今年5月に入会して減免制度を知り、初めて一斉提出した参加者=洋菓子=は、「昨年脱サラし、会社を立ち上げたが、まだ自分の給料が取れていない。申請が認められて負担が軽くなれば」と期待を口にしていました。
森下さんは「岐阜市の国保料減免制度は、申請書に過去3カ月分の売上高と所得、申請理由を記入し、必要であれば書類を添付するだけの簡素な手続きで認められる全国的に誇れる制度。国保加入業者に減免制度があることを知らせ、多くの人が利用できるようにしたい」と語っています。
全国商工新聞(2013年9月2日付) |