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  トップページ > 金融のページ > 融資等 > 全国商工新聞 第3099号12月9日付
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金融 融資等
 

借換実現 民商が助言 事業計画が決めて=東京・蒲田

 東京都大田区の梅屋敷商店街の一角でスパゲティの店「ツイン」を経営する蒲田民主商工会(民商)の大久保和生さん(62)は先ごろ、区の経営強化資金(金利1・5%、返済期間7年)を活用し、340万円の借り換え融資を実現しました。「民商の仲間は、親切で相談しやすい。決算書作成でアドバイスをしてくれ、保証協会にも一緒に行ってくれた。融資が実現して本当に良かった」と笑顔を見せています。

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融資を実現して売り上げをさらに伸ばしたいと話す大久保さん

 融資の決め手になったのは「赤字をなくすための事業計画」です。売り上げが伸び悩んでいる原因を分析し、改善策を考えました。
 柱の一つは、自販機やコンビニの影響でソフトドリンクの注文が減っていることへの改善策。550円の生ビールを340円に、420円のハイボール、ウーロンハイを半額で提供。半額サービスで手ごろ感を出しつつ、併せて890円のピザを週替わりで500円にして軽く飲んで食事を楽しんでもらえるような計画を立てました。
 二つ目はファミレスなど大型店の出店で減少しているグループ客や家族連れを増やすため、「なないろソースのオリジナルパスタ」をパーティーの主役にし、ピザやグラタンにもオリジナル性をさらに加え、夕方はパフェやグラタンを半額で提供。「なかなかいいね」「たまにはいいね」と感じてもらえるように考えました。
 さらに新しいお客さんに入ってもらうために昼に500円ランチを導入。まずは店に入ってもらい、次の来店につながるようにしました。こうした事業計画を地元の信用金庫に提出し、融資獲得の道筋をつけました。
 大久保さんは9月の決算期を迎え、売り上げは前年に比べそれほど下がっていないものの消費税の支払いや資金繰りを考えて融資を受けたいと思うようになりました。信用金庫に相談したところ、中間決算の提出を求められました。
 知り合いから「民商に相談したらいいよ」と言われ、9月末、大久保さんは蒲田民商の事務所を訪ねました。入会して事務局員と一緒に中間決算を作り、保証協会に出向いて融資を相談。職員は区の制度融資の内容とともに1・3%の金利を区が負担することなどを説明し、保証をつけることを約束しました。
 「コンビニは品ぞろえが豊富になり、100円のコーヒーもそれなりにおいしいし、ファミレスなどの大型店がいくつも出店している。地域の人たちが何を求めているのかを常にリサーチしてニーズにあったメニューを提供したい」と大久保さんは張り切っています。

全国商工新聞(2013年12月9日付)
 
   

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