原発止めまっしょい　愛媛で8000人

プラカードや横断幕を持ってデモ行進する「NO NUKES えひめ」の参加者

　「ＮＯ　ＮＵＫＥＳえひめ」（主催は伊方原発を止める会）が12月1日、愛媛県松山市内で開かれ、全国各地から約8000人が集結しました。愛媛県商工団体連合会（県連）・民主商工会（民商）からもたくさんの会員が参加し「福島を忘れない！　伊方を稼働させない！」と声を上げました。
　伊方原発とめまっしょい若者連合の代表が開会あいさつで「愛媛でも『脱原発・伊方原発を再稼働しないで』と決議した町もある。今日をきっかけにこの流れをもっと広めたい」と述べ「とめまっしょいコール」で会場をわかせました。
　首都圏反原発連合（反原連）のミサオ・レッドウルフさんは「再稼働反対の声を大きくしよう」と呼びかけ、元宇宙飛行士の秋山豊寛さんら著名人のゲストトーク、愛媛出身のミュージシャンらのライブが繰り広げられました。
　午後から雨が強く降り出しましたが、それでも会場には人がどんどん集まり、傘やカッパ、ブルーシートを屋根にして雨をしのぎ、ゲストらの話に聞き入っていました。
　日本共産党の笠井亮衆議院議員が、「原発と人類は共存できない。福島原発事故の収束もできずに原発輸出とは無責任極まりない。今すぐ原発ゼロの社会をつくりましょう」と熱く訴えると会場から「そうだ！」と声援が飛び交いました。
　集会後のデモ行進では、いろいろな楽器や大横断幕、プラカードなどが持ち寄られ、「原発いらない！」「再稼働反対！」「子どもを守れ！」と大きな声でシュプレヒコールを上げながら、練り歩きました。
　参加者は「雨がどしゃ降りになっても、だれも帰ろうとしなかった。国民の声を国はもっと聞かなければいけない」＝造船＝、 「本当に真剣になって取り組んでいる人たちがこんなにいることがうれしい」＝理容＝、「愛媛でこんな集会やデモ行進ができると思わなかった。原発は即時ゼロ！　秘密もダメ」＝飲食＝と力を込めました。