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  トップページ > 震災情報のページ > 全国商工新聞 第3042号 10月8日付
 
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原発いらない! 全国で

九州電力前パレード2500人 ミサオ・レッドウルフさんがトーク=福岡

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 「9・23さよなら原発! 福岡集会」が、さわやかな秋晴れの下で開かれ、2500人が参加しました。「原発いらない」「子どもを守ろう」「再稼働反対」と唱和しながら、福島県から避難してきた子どもたちや母親たちを先頭に、九州電力本店までパレードを行いました。県内の民主商工会(民商)からは国や九州電力への怒りを持って80人が集会に参加。本店前では「原発利権、九電変われ」「計画停電・市民をだますな」と他の参加者とともに声を上げました。
 集会では、首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんがゲスト・トーク。
 「3・11の直接被害がなかった九州でも、こんなに多くの人が行動を起こしているのは素晴らしい」とたたえ、「連帯してあきらめず、粘り強く続けましょう」と呼びかけました。また、11月11日に首相官邸を100万人で包囲する行動を知らせ、「成功すれば大きく変えられる。福岡からもぜひ参加を」と熱く訴えました。
 脱原発に向けた取り組みの紹介では、「原発なくそう 九州玄海訴訟」、「来んしゃい金曜! 脱原発」などの代表が発言しました。
 九州電力は今夏、計画停電のスケジュールを記載したダイレクトメール(DM)を全世帯に発送。市民に大きな不安と動揺が広がりました。熱帯魚販売の八幡西民商会員は「DMが届けられた途端に客足が止まり、販売したサンゴや魚の引き取りを求めるお客も相次いだ」と怒ります。
 民商・福岡県商工団体連合会(県連)は中小業者への影響を調べ、8月9日に九州電力本店に「行う必要のない計画停電の撤回、原発を再稼働させず、電気料金の値上げは行わないこと」を申し入れました。

大飯原発すぐ止めよ! 学習会とデモ=京都

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学習会が終了後、京都市内をパレードするきたかみ原発ゼロネットのメンバーたち

 京都・北民主商工会(民商)も加盟する「きたかみ原発ゼロネット」は9月1日、「大飯原発再稼働許すな! ただちに再停止を」の学習会を開き、85人が参加しました。
 福井県おおい町の猿橋巧(日本共産党)町議が講師を務め、「まちは原発癒着が根を張り、町長が取締役を務める会社が関西電力などから8年間で4億6000万円の原発関連工事を受注している。まちぐるみの関連企業つながりで『原発ノー』と言えない人が多い」と現地の実態を告発。
 また原発交付金依存体質で、原発を建設したら次から次へと新設せざるを得ない状況も報告しました。
 一方で、福島第1原発事故後のNHKによる町民アンケートで再稼働反対が50%になり、「別の職場があれば変わりたいという人が増えている」と変化を述べ、「まちの財政や廃炉ビジネスによる雇用創出などの提案も必要。力を合わせてたたかうとき」と訴えました。
 民商会員の三好作治さん=仏画師=は「住民の本心は原発反対だが、賛成と言わざるを得ない状況を初めて知った。そこに住む人たちの感情も考えながら行動していかないといけない」と認識を新たにしました。
 学習会の終了後、参加者は烏丸通から今出川通をデモ行進して、市民に「原発再稼働反対」をアピールしました。

全国商工新聞(2012年10月8日付)
 
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