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  トップページ > 税金のページ > 確定申告(自主計算) > 全国商工新聞 第2961号 2月7日付
 
 
確定申告・記帳・開業・融資 民商でよかった



Introduction  確定申告の時期です。税金の支払いや記帳など悩んでいることはありませんか。各地の民主商工会(民商)では記帳から決算、申告書提出まで仲間と一緒に学び、「自主計算・自主申告」を進めています。また融資や開業、税務調査、住宅ローンの金利引き下げなど多様な要求に応え、「民商に入っていて良かった」との声が広がっています。

  • 今年は民商で納得=東京・新宿

 昨年、税務署が紹介する相談会で初の確定申告を行ったという須藤キヨカさん=スナック。担当者に言われるまま電子申告し、所得税20万円以上、国保料や地方税も含めると負担額は80万円以上にもなった須藤さん。従業員の給料支払いにも困り、やむを得ず退職してもらったといいます。
 「『20万円も払えない』と言っても、担当者は『もう申告済み。税務署で分割納付の相談をしてください』と冷たかった。毎週のように督促の電話も来るし、つらかった」と振り返ります。「税務署や区役所には怒られてばかり。でも、民商は私の話を聞き、『納得できる自主申告が大事』と励ましてくれました。視界が明るくなりました」と笑顔。「今年は民商で申告。伝票と領収書を月別に整理しました」と、領収書の整理を進めています。

  • パソコン記帳でクリア=大阪・東淀川

 大阪・東淀川民商の高岸雅男さん=義歯販売=が民商と出会ったのは、独立開業した4年前の確定申告時期。確定申告で悩んでいた時に、営業車の中で聞いていたAMラジオから民商のCMが流れてきました。すぐに相談へ出向き、一緒に申告をしました。
 その時から自主記帳・自主計算を仲間と一緒に頑張り、昨年からパソコン記帳を始めました。
 「青色申告の特典を活用しよう」と考えた矢先の昨年7月、事前通知もなしに税務署員が自宅に来ました。税務調査だと分かり、頭が真っ白になりかけた高岸さんは、民商に相談。3年分の売り上げや領収書を何度計算をしても、自分が申告した金額に間違いは見つかりませんでした。
 民商の仲間と納税者の権利を学び、念には念を入れて何度も打ち合わせして、自信を持って税務調査当日を迎えました。税務署員は難癖を付けることもありましたが、「今回修正する箇所は見当たりません」と是認したのです。「初めてのことなので不安もありましたが民商の仲間と一緒にやれたので心強かった」と高岸さんは確信を深めています。

  • スピード対応300万円=宮崎

 宮崎民商の黒田健司さん=フラワーアレンジメント=は12月20日、日本政策金融公庫(政策公庫)から300万円の融資を受けることができました。「民商の力はすごい」と実感しています。
 黒田さんが「タイムフラワリングジョブマスター」を開業したのは09年6月。主にブライダルの花束などを制作・販売していました。知り合いの紹介で昨年夏、公的機関が職業訓練として実施するフラワーアレンジメント教室の仕事をすることになり、10月から運営を開始しました。
 教室の家賃や講師料、花代など初期投資の費用が必要となり、以前から親交のあった県外経営者に相談したところ、「宮崎民商に相談してみたら」とすすめられ、初めて民商の存在を知りました。
 民商に電話し事情を説明すると「すぐ行きます」素早い対応にびっくり。その日の内に事務局が訪問し、2日後には一緒に保証協会に出向くことになりました。しかし、保証協会では「昨年夏に受けた200万円の融資の返済があるので追加は無理」と断られてしまいました。
 困った黒田さんは民商の仲間からアドバイスを受け、政策公庫に融資を申し込むことにしました。
 今後の事業計画を綿密に作成し12月10日、300万円の融資を申請。事業計画などが評価され、10日後には融資が実行されました。「減額されるかと思っていたけど、希望通りの融資を受けられて感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔で語っています。

  • 事業計画から資金繰りまで支援=群馬・前橋

 携帯電話で群馬・前橋民商のホームページにたどり着いた小林晃さん=飲食=は1月6日、開業相談で入会しました。
 小林さんは東京都目黒区の結婚式場や日比谷の懐石割烹店で5年間修業し、飲食店を開業する夢を抱いていました。「和食居酒屋とランチの店を開きたい」と7年前に故郷の前橋市に戻り、派遣社員で働きながら開業の準備を始めました。
 「どこか相談できるところはないか」と携帯電話で探していたとき、「群馬県前橋市、融資」と表示された前橋民商のホームページが目に留まり、11月に民商の事務所を訪ねて相談しました。
 商工会議所にも「開業したい」と相談しましたが、自己資金不足と指摘されるだけ。店の開業予定地を見つけていた小林さんは「やっぱり民商に相談しよう」と入会を決意。毎週木曜日の「金融相談会」に参加してアドバイスを受けました。
 「開業するために必要なのは自己資金だけではないこと」を知り、今後の売り上げや事業計画のたて方、店舗の賃貸契約、顧客確保、制度融資の申請方法など必要なことを具体的に学びました。
 さらに、開業後の自主計算・自主申告の大切さを学習。「先輩業者から突っ込んだ話が聞けることはとても安心」と語る小林さんは、店舗の賃貸契約も済ませ、4月オープンに向けて意欲を燃やしています。

   
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