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  トップページ > 税金のページ > 徴税攻勢 > 全国商工新聞 第2986号8月8日付
 
税金 徴税攻勢
 

滞納税260万円処分停止 差押も解除=群馬・桐生

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納税緩和措置を活用し成果を挙げている桐生民商の3・13重税反対集会

 重加算税と延滞税を合わせて260万円の納税が困難となっていた群馬・桐生民主商工会(民商)のAさん=建設=は先ごろ、税務署から滞納処分の停止通知書が届きました。自宅の差し押さえも解除になり、「いつも頭の中にあった重しがとれたようで、気持ちが楽になり、落ち着いた」と喜んでいます。

 14年前に税務調査を受けたAさんは、5年分の所得税と消費税の修正申告を強要され、逆らえないと思い応じてしまいました。
 それにより800万円の増差税額が発生。借り入れなどして本税はすぐに納めましたが重加算税と延滞税は払いきれず滞納に。分割で納税していましたが、2001年に自宅を差し押さえられました。
 その後も分納を続けましたが、桐生税務署の強権的な督促に悩み、05年に民商に相談して入会。会員のBさん=防水工事=らと一緒に「納税の猶予」を申請しました。
 申請は却下になりましたが、仕事が減少する中でも、毎月払える額だけ分割で納税し、誠意を示し続けました。
 すると税務署は3月29日、重加算税と延滞税を合わせて260万円の「滞納処分の停止通知書」と「差押解除通知書」を送付してきました。
 突然のことに驚いたAさん。通知書の「納税義務が消滅したわけではない」の文章を読んで、税務署に問い合わせると、「もう分納で納めなくてよい」と回答がありました。

全国商工新聞(2011年8月8日付)
   
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