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  トップページ > 税金のページ > 徴税攻勢 > 全国商工新聞 第2899号 10月19日付
 
税金 徴税攻勢
 

債権と預金差し押さえ撤回させ分納実現

 消費税・所得税の滞納540万円を理由に、税務署から売掛債権と預金の差押予告通知が届いた愛知・瀬戸尾張旭民主商工会(民商)の水野和広さん(仮名)=電気工事=は9月28日、尾張瀬戸税務署と交渉し、差し押さえを撤回させ、分納を実現しました。水野さんは、「一人だったら何もできなかった。みんなの力をもらった」と喜んでいます。


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会員の要求解決に向けて学習もする瀬戸尾張旭民商の「なんでも相談会」
 水野さんは、03年度の税制改正で消費税の免税点が3000万円から1000万円に引き下げられたことにより、消費税の課税業者に。このころから税金の滞納が始まりました。
 少しずつ分納で納めていましたが今年9月、売掛債権と預金の差押予告通知が税務署から届きました。
 困った水野さんは9月8日、民商に相談し、翌日には税金対策部長のMさん=塗装=ら4人で税務署に抗議へ。税務運営方針に従って相談を受けること、経営実態をよく聞き、国税徴収法に基づいて生活を破壊するような徴収はしないことなどを申し入れました。
 その後、水野さんは、民商で毎週火曜日に開催されている「なんでも相談会」に参加。全国商工団体連合会(全商連)発行の自主計算パンフレット別冊「納税緩和措置と納税者の権利」を学び、家計表など分納を実現するための資料を作成しました。
 水野さんは28日に税務署へ資料を提出。署員は「なぜ滞納になったのかがよく分かった。現在の状況を数字で示してもらい納得した」と月5万円の分納を認め、差し押さえ予告を撤回しました。
 水野さんは「民商の仲間の力を借りて納付計画書を作成し、うまく説明できた。これで安心して商売ができる」と喜んでいます。
   
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