全商連トップページ
中小施策 税金 国保・年金 金融 経営 業種 地域 平和・民主 教育・文化 県連・民商 検索
 全商連とは活動方針・決議署名宣伝資料調査婦人部青年部共済会商工研究所発行案内入会申込リンク
  トップページ > 青年部 > 全国商工新聞 第3059号2月18日付
 
青年部
 

経営力アップ交流会 時代に合った商売まなぶ=兵庫

 兵庫県連青年部協議会(県青協)は1月20日、神戸市内で経営力アップ交流会を開きました。県青協として初めて開いたもので、業者青年ら20人が参加。「先行き不安な時代だからこそ、集まって話し合い、経営力をつけよう」とパネルディスカッションをしながら商売のヒントを交流しました。

 パネルディスカッションでは兵庫県中小商工業研究所所長で神戸市外国語大学名誉教授の近藤義晴さんがコーディネーターを務め、部員の「ベテランの人から経営のヒントを得たい」との要望にも応えて、ベテラン業者と青年業者に商売を語ってもらいました。
 パネリストの1人、弁当・総菜販売を営む兵庫民主商工会(民商)の中小業者は、以前は子ども服のリサイクル業をしていましたが、少子高齢化に伴い、7年前に高齢者向けの宅配弁当の事業を始めました。中小企業支援事業活動促進法(現中小企業経営革新支援計画法)の認定を受けるため、事業計画書の作成に奮闘し、1800万円の超低金利融資を実現した話に、参加者からは驚きの声が上がりました。今では地産地消をモットーに農家との直接取引など食材にこだわり、幅広い客層にお弁当、総菜を提供。お客の年齢や好みに合わせた弁当作りへの姿勢に関心が集まりました。
 40年間商売を続けてきた神戸北民商の美容業者は、スタッフの目的意識を高めるため美容師コンクールへの出場を奨励し、技術の向上を図ってきたことなどを紹介。「独立し店舗を持つ事は社会的財産」と人材の育成に努めてきたことを報告しました。
 独立して6年目の兵庫民商青年部のデザイン業者は、「民商青年部で色々な人とつながり、交流することの大切さを学んだ」と民商青年部の魅力を実感。「今では自分のつながりの中で仕事が生まれるようになった」と喜びを語り、共感を呼びました。
 参加した西宮民商青年部の美容業者は「みんな時代に合ったやり方でこだわりをもって商売をしている。自分ももっと考えて行動していこうと心を動かされた」と前向きに話していました。
 兵庫県青協では「今日学んだことを青年部会で話し、経営交流会や青年部の魅力を伝え、仲間も増やしていこう」と話し合っています。

全国商工新聞(2013年2月18日付)
  ページの先頭