全商連トップページ
中小施策 税金 国保・年金 金融 経営 業種 地域 平和・民主 教育・文化 県連・民商 検索
 全商連とは活動方針・決議署名宣伝資料調査婦人部青年部共済会商工研究所発行案内入会申込リンク
  トップページ> 全商連とは > 全商連付属・中小商工業研究所> 全国商工新聞 第2798号 9月17日付
第15回中小商工業全国交流・研究集会
 

新時代へ踏み出そう 静岡市に1100人が集う

 全体会は勇壮な清水湊次郎長太鼓でオープニング。大石秀之・静岡県実行委員長が開会と歓迎のあいさつをし「時代の大きな変化を迎える中で、変化に対応した経営に挑戦している多彩なとりくみを全国から学ぼう」と呼びかけました。
  主催者あいさつをした太田義郎・全国実行委員長は、徳川家康の駿府城入城400年にかかわって「浅間神社造営のために大工や飾り職人、金細工職人が集められ、城下町を形成。その伝統技術が受け継がれ木工家具などの地場産業が発展してきた」と静岡市の特徴を紹介しました。
  小嶋善吉市長のメッセージを、全国商工団体連合会(全商連)婦人部協議会の大石邦子会長が紹介しました。
  駒沢大学の吉田敬一教授が基調講演し、「日本の大企業とアメリカ資本にとって新たな利潤を生み出すため、憲法を改悪しようしている」と指摘。「奪い合う経済から育て合う経済に変え、地域にある素材を使った生活必需品をつくる“地産地商”“質産質販”の商いを実践し、豊かな日本、文化の香る地域の担い手として生きていこう」と訴えました。
  基調報告をした全商連の岡崎民人事務局長は2年間の運動の到達を踏まえ「国民が意欲と希望の持てる社会をつくるために、中小商工業者が発展の一つの鍵を握っている。広範な人びとの共同と連帯ですすめてきた創造的な運動をさらに発展させよう」と呼びかけました。兵庫県福崎町の嶋田正義町長とリサイクルショップ「素人の乱」の松本哉さんが特別報告し、大きな拍手につつまれました。
  全体会に続いて三つのパネルディスカッションと三つの基礎講座が開かれ、2日目は18の分科会と二つの移動分科会で熱心に討論しました。また今回、初めて参加者交流会が開かれ、研究者や助言者、参加者が和やかに懇談しました。
  3日目は脚本家の小山内美江子さんが記念講演し、教育が破壊されたカンボジアで日本の若者たちと学校をつくり、教育を支援している活動を紹介。「戦争をしてはいけないという日本の憲法は世界の宝。9条をなんとしても守り抜きたい」と述べ、会場から大きな拍手が沸き起こりました。
  横浜国立大学の三井逸友教授が「格差と貧困が広がる社会に国民の怒りと審判が示された。中小業者の底力を示せる状況が広がっていることに確信を持ち、自らの役割を自覚して新しい段階に足を踏み出そう」とまとめ講評をおこない、中央大学の八幡一秀教授が閉会あいさつをしました。
 
全商連トップ ページの先頭