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  トップページ > 婦人部 > 全国商工新聞 第3018号 4月9日付

婦人部
 

「宮城へ行こう!民商婦人部交流in石巻」=愛婦協

 「宮城へ行こう!民商婦人部交流in石巻」―。愛知県連婦人部協議会(県婦協)は3月16日〜18日、宮城・石巻民主商工会(民商)に出かけ、支援物資と募金を届けました。14民商から28人が参加。被災地の業者婦人と交流し、仕事ができる喜び、命の尊さ、仲間の大切さを実感しました。

 支援物資はミシン18台、布や裁縫道具を入れたダンボール箱60個。16日の夜8時、参加者と支援物資を乗せたバスは名古屋市内を出発。翌朝の8時過ぎに石巻民商に到着しました。
 ミシンを届けたのは全商連婦人部協議会(全婦協)の常任幹事会で石巻民商婦人部長が「仮設住宅では何もすることがなく、何かしたいと誰もが思っている。少しでも収入のある仕事をしたい。病気になるほど思い詰められている」と発言したことがきっかけでした。

支援募金手渡し、工作機械も送り
 愛知県婦協の会長は県婦協の役員会でそのことを伝え、「今、被災地の業者婦人に何が必要か」と宮城県婦協と話し合い、ミシンと布などを送ることを決めました。
 2月には、副会長をはじめ3人の役員が石巻民商へ下見に行き、被災地を回って支援の準備を進めました。
 石巻では、部長をはじめ婦人部役員たちが迎えてくれました。牡鹿半島の民宿「めぐろ」で交流会を開き、宮城県婦協会長と、宮城県商工団体連合会(県連)の永澤利夫事務局長が被災状況などを説明しました。
 愛知県婦協会長と豊川民商婦人部長が代表して35万円の支援募金を宮城県婦協会長に手渡しました。豊川民商婦人部長は、被災した仲間の商売の再開を願い、フライス盤(切削加工を行う工作機械)を送っていました。その機械を工場で動かしている婦人部員も交流会に参加。「工場も家も津波で流されましたが、仲間の励ましや息子の『もう一度やろう』との決意で工場を再開し、送ってもらった機械を使い始めています」と元気に報告しました。
 宮城県婦協の役員たちは宮城県に伝わる「はねっ子躍り」を披露し、愛知県婦協の参加者はその姿に元気づけられました。

ヘアーカットやマッサージ行う
 交流会後、近くの仮設住宅に支援物資を持って訪問。愛知から持ってきた足湯セットを使いながら足を温め、元美容師の部員がヘアーカットをし、ネイルやハンドマッサージも行い、地元の人と交流。和やかなひとときを過ごしました。
 名古屋南民商婦人部員=サービス=は「ミシンが仕事おこしの力になり、商いができるといいです」と感想を寄せていました。石巻民商婦人部会員=暖房設備=は「どんな小さなことでも助け合うこと、何気ない生活が幸せであることを実感しました」と話していました。
 今回の支援活動は二晩を車中泊という強行軍。愛知県婦協会長は参加した役員や部員をねぎらいながら「支援は息の長い取り組みになる。引き続きミシンや支援物資を集め、継続的な支援を続けていこう」と呼びかけていました。

全国商工新聞(2012年4月9日付)
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