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  トップページ > 婦人部 > 全国商工新聞 第3004号 12月19日付

婦人部
 

「商売応援 いきいきフェスタ」 商品の魅力と優れた品質をアピール=東婦協(東京)

 東商連婦人部協議会(東婦協)は11月23日、「商売の応援・第6回いきいきフェスタ」を開き、100人を超える参加者で大盛況でした。
 午前中の「商売のアピール」では17店が出店。業者婦人がまるでテレビの通信販売のように次々演台に立ち、商品の魅力や品質の優れた点をアピールしました。「女性がいくつになっても美しくあるために」とジュエリーや化粧品を紹介するとともに、フェアトレードを扱う店、障害者の雇用を支えている豆腐店などが、経営のポリシーを語りました。
 人だかりができたのはメークの実演で、美しくなれるメークをしました。
 午後の「商売を語る会」では、玉川民商婦人部のKさんと、渋谷民商婦人部のMさんが熱く語りました。
 Kさんは機械設計・製造業を家族で経営しています。15年前に経営を維持するために大きな借金を抱えましたが、20年間は責任を持ってメンテナンスしたいと会社を倒産させずに続けてきました。「困難な時期もあったけれど、今では息子2人が娘婿と一緒に働いている。ものづくりが大好きな家族になった」と苦難を乗り越えた体験を語りました。
 Mさんは、野菜45%を使った「ベジぱん」(ベジタブルパン)販売が商売になるまでの苦闘を語りました。フランス料理シェフの夫と隠れ家レストランを営業していたMさんは、リーマンショック後、お客が激減。夫の料理の腕で生きていく道はないかと毎日、試行錯誤しました。
 「俺はパン職人じゃない」という夫を激励し、「ベジぱん」を試作したところ、企業からの注文を受けることに。しかし、工場を新設し、保健所の許可が下りた直後、震災の影響で、受注が延期になりました。
 それでも、必死で販売先を開拓し、催事場での試食販売にこぎつけました。味や食材の確かさが評判を呼び、食育をテーマにした大手企業からの注文を受けました。
 商売を語る会に先だち、(株)第一経営相談所・沼田道孝所長が「経営理念を持って、人を大切にする経営、『夢』にこだわる経営、それが社会を変える」をテーマに講演。女性経営者の経営理念「人に優しい経営」に着目し、「弱肉強食の社会を乗り越え、地域再生・持続可能な社会をつくる上で、女性一人ひとりの個性や能力を引き出すことが大切」など経営へのアドバイスをしました。

全国商工新聞(2011年12月19日付)
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