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  トップページ > 婦人部 > 全国商工新聞 第2939号 8月23日付

婦人部
 

親の仕事を見る夏休み子どもツアー=群馬・前橋民商


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「触らせて」と大工道具に興味津々な子どもたち

民商ならではの業種体験に子どもたちの笑顔輝く
 群馬・前橋民主商工会(民商)婦人部は5日、「親の仕事を見る夏休みこどもツアー」を実施。5歳から中学2年生の14人の子どもたちが参加しました。今年で15回目を迎え、子どもたちに地域の中小業者や親の働く姿を見てもらうとともに、仕事の魅力を再発見する良い機会になっています。会員の店や工場5カ所を見学しました。

洋服がグルグル―クリーニング
 「道路から湯気が出てるよ」と子どもたち。Mさん=クリーニング=の営む「ラッキードライ」の店内からは「シュー、シュー」とアイロンから出る蒸気の音が聞こえてきます。熱気のこもる店内で作業するMさんは、大きな洗濯ドラムを指さし「あそこで洋服を洗っているんだよ。洋服をひっくり返してごらん。洗い方や注意がここに書いてあるんだ」と子どもたちに説明しました。小学2年生のOさんは「服がぐるぐる回る」と、仕上がってきた洋服が自分の頭の上を移動していくのにびっくりです。

くぎ打ちに挑戦―大工
 「僕のパパは大工さんなんだ」と元気よく話してくれたのは、Kくん。父親は副会長Rさん=大工=です。手がけている新築住宅を見学しました。「これから皆に、くぎを打ってもらいます」と、Rさんが見せてくれたのは自動のくぎ打ち機です。「プシュッ!プシュッ!」と勢いよく床にくぎが打ち込まれていく様子を見て子どもたちは目を輝かせていました。「次は僕にやらせて」と順番待ちの列ができました。
 次に玄翁(げんのう・金づち)を使って実際にくぎを自分で打ちました。途中でくぎが曲がったり、自分の手を打ちそうになったりうまくいきません。それでもあきらめず最後まで挑戦しました。小学4年生のYさんは「いろんな道具が使えて面白かった」とうれしそうでした。
 Rさんは「息子に仕事現場を見せるのは初めて。私も良い経験になりました」と少し照れていました。

明るさ変わった―写真
 Aさんが営む「国領写真」を見学。撮った写真の明るさをコンピューターで調節できることに子どもたちはびっくり。小学5年生のSくんは「見て見て、どんどん写真が出てくるよ」と目を丸くし機械にくぎ付けになっていました。

車の下に触れた―自動車工場
 Nさんの自動車工場では車の下や内部を見学。普段は触れることができない車の下や道具に触れることができました。

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ハート型のドーナツをたくさん作りました

ハートでかわいく―ドーナツ
 最後はTさんとドーナツ作りです。小学1年生のBさんとCさんは「ハートの形をしたドーナツを作りたい」と、ドーナツの生地を細くしてハート形のドーナツをたくさん作りました。
 婦人部長のHさんは「子どもたちには仕事を体験してもらうのが一番。真剣なまなざしと輝いた顔を見れてうれしかった。民商ならではのさまざまな業種の体験が企画できて良かった」と笑顔で語っていました。

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