全商連トップページ
中小施策 税金 国保・年金 金融 経営 業種 地域 平和・民主 教育・文化 県連・民商 検索
 全商連とは活動方針・決議署名宣伝資料調査婦人部青年部共済会商工研究所発行案内入会申込リンク
  トップページ > 国保・年金のページ > 国民健康保険 > 全国商工新聞 第2918号 3月15日付
 
国保 国民年金
 

民商の機敏な動きで医療受ける権利守る=大阪


国保滞納差し押さえ予告書を撤回させる=吹田市
 大阪・吹田民主商工会(民商)は2月3日、会員4人に送付された「財産調査・差押予告」について吹田市と交渉し、文書を撤回させました。
 市は2月5日、国民健康保険料を滞納している37世帯に予告書を送付。「早期完納の見込みがないため財産調査し、差し押さえを執行します」と強固な態度表明をしました。
 送付された民商会員は全員、市役所と分納相談し約束を誠実に実行していました。
 2月4日には同様に分納金額を支払っている他の会員宅に市役所から「あと5000円上乗せしてもらわないと差し押さえる」と電話が入りました。
 こうした事態に、民商役員はすぐに対応を協議。当事者を含め20人ほどが4、5の両日、市役所に駆けつけました。市は、所得300万円以上で滞納額100万円以上が差し押さえ基準であるとしましたが、今回の文書はその基準を無視した内容でした。
 申し入れに対しても「今回は差し押さえしないが財産調査は行う」などと話していましたが、2日目の要請行動で誤りを認め、文書撤回を表明。また、電話督促についても誤りだったとし、電話を受けた会員に対して謝罪しました。
 市は、文書を送付した住民の実態を調べ直し、必要な対応をとることを約束。2月17日にはすべての撤回を表明しました。
 しかし「今回は文書表現に問題があった。財産調査は今後も行う」という頑なな態度を崩していません。
 行動の先頭に立った村上一郎副会長=縫製=は「滞納者に対する収納行政だけを強化せず、市民に対する温かい目線を忘れないでほしい」と語っています。

就学前まで医療費助成=池田市
 大阪府池田市は4月からすべての子どもの医療費を就学前まで助成します。北摂地域(池田市、箕面市、豊中市、高槻市、茨木市、吹田市、摂津市)の各民主商工会(民商)婦人部が2月1日に行った自治体キャラバンの交渉で明らかにしました。
 池田市の医療費の無料化は現在、第1子・3歳未満、2子・小学校入学前、3子・3年生、4子・小学校卒業までとなっています。婦人部では、「すべての子どもの小学校卒業までの無料化」を要望してきました。
 池田市は「少子化問題を考慮し年齢制限をつけているが拡充に努めたい。10年度は第1子も就学前まで助成を拡充する」と答えました。
 また、妊婦検診については現行の2500円×14回分の助成額を検討中としました。
 交渉では「孫が夜中に熱を出して病院に行ったが、夜間は小児科の医師がいないので、箕面市の病院まで行けとたらい回しされた。途中で何かあったらどうするのか」と迫り、医師不足の解消を求めました。

   
  ページの先頭