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トップページ > 金融のページ > 融資制度 > 全国商工新聞 第2863号 1月19日付

 
金融 融資制度
 

緊急保証融資で困難を突破し実現

「断られてからが勝負」と交渉

 「緊急保証」(セーフティーネット5号)を活用した融資が各地で次つぎに実現しています。既存の借り入れの条件変更中や税金を滞納していても民主商工会(民商)の仲間と粘り強く交渉し、中小業者の役割などを熱意をもって訴え、実現にこぎつけています。

先頭に立った民商会長も600万円=大阪・福島
 大阪・福島民主商工会(民商)のIさん=水産仲卸=は昨年12月30日、600万円の融資が決定し、1月6日に実行されました。Iさんはこの間、民商の貸し渋り・貸しはがし対策本部長として「緊急保証」を活用した融資獲得運動の先頭に立って奮闘してきました。「ようやく目の前が開けた。返済条件を変更(減額)していたので、新規借り入れの可能性はゼロと思っていたが、最後まであきらめないで良かった」とガッツポーズを見せています。
 Iさんは卸売・飲食などの業種指定が大幅に拡充された10月31日、大阪市に一番に出向き、7時間待って「認定書」をもらいました。「緊急融資」の申込書を書き上げ、11月4日に大阪市信用保証協会に提出したところ、「条件変更中なので厳しい」と言われました。どうにか受け付けをさせたものの、11月27日に断りの通知がありました。
 そこからが勝負。Iさんは「緊急保証」が「中小企業支援、緊急、別枠であるのに、なぜダメなのか」と翌日、民商の仲間とともに保証協会と交渉しました。
 担当者は当初、「別枠とは(過去の実績とは別にではなく)枠が広がったということ」「条件変更中の人は断っている」「条件変更中の人は完済してからの貸し付けというのが常識」という態度。
 Iさんは(1)卸市場が厳しい状態の中で、「食の安全の守り手」として仲卸業者の役割が見直されている(2)創業60年、4代続いている。返済の条件を変更したのは3年前に得意先の倒産で1000万円の不渡りを受けたことが原因(3)年末の資金を何とか支援してほしい―と訴えました。
 融資の申し込み額を半分の600万円にして再度、申請書を提出。熱意が伝わり、「年末お急ぎでしょうから、早急に進めます」との返事を得ました。
 Iさんは12月29日に放映された「朝ズバッ」(TBS系)の取材を受け、今回の緊急融資に期待する中小業者として紹介されました。

年がこせた!年末26日に500万円借り換え=山形
 山形民主商工会(民商)の斎藤実さん(仮名)は昨年12月26日、「緊急保証」を活用して500万円の融資が実現し、新年を迎えました。
 「一般保証で1000万円の融資を借り入れたばかりだったが、年内に必要なのでしょうと保証協会で検討してくれ、銀行も応じてくれた。率直に訴えて本当に良かった。真っ先に知らせたくて」と朝一番で民商事務所に顔を出してくれ、みんなと喜びの握手を交わしました。
 手続きを早くするためにも事情の分かっている本人が認定書を取りに行った方が早いとの銀行からのアドバイスもあり、民商の仲間の協力を得ながら書類をまとめ自分で山形市役所に行きました。
 市の担当者から「とても分かりやすくまとめてきてくれて、審査もしやすい」と評価され、翌日には認定書を出してくれました。
 民商では、セーフティーネット保証融資を含めて4人が融資実現に向けて頑張っています。

破産、税滞納でも政策公庫で300万円=新潟・新津
 過去に事業の失敗で自己破産を余儀なくされた新潟・新津民主商工会(民商)のAさん=飲食。税金の滞納があったものの、何とか商売を続けたいと、日本政策金融公庫(政策公庫)と交渉、熱意と誠意で昨年11月の末、300万円の融資を実現しました。
 新潟市秋葉区内で飲食業を営むAさんは7年前、事業に失敗し自己破産。以来、今日まで金融機関からの借り入れは親の名義で行い、何とか商売を維持してきました。
 しかしその親も4年前突然、脳梗塞で死去。商売を続けるには、本人の名前で融資を受けるしかないと、昨年10月に国民生活金融公庫から株式会社に変わったばかりの政策公庫を夫婦で訪ね、実情も話しながら、「何としても300万円の融資をお願いしたい」と訴えてきました。
 Aさん夫婦は、自己破産した経過なども話しながら、「どうしてもこの商売でしか生き残れない」と誠意を込めて話しました。
 政策公庫もAさん夫婦の熱意に押され、「(自己破産を経験した)あなたのような人でも融資を受けることができるのがこの特別貸付制度です」と親身に対応。
 Aさんは申請書を受け取り、民商と一緒に事業計画書(どういう店作りをするか・商品の味も含めて)を作成し、融資申し込みで3度、政策公庫に足を運びました。
 その結果、税金の滞納があったものの、申し込んだ300万円を特別貸付のセーフティーネット貸付で借り入れることができました。保証人も家族(事業専従者である妻)でいいことから、Aさんは「あきらめずに頑張ったのが道を開くきっかけになった」と喜びをかみしめています。

民商に入会、県の原油高騰緊急融資を獲得=大分
 原油高騰から経営難となった大分市内の運送業者が大分民主商工会(民商)に入会。緊急融資制度を活用して昨年10月、3500万円の融資をかちとり「これで事業を続けていける。民商に感謝です」と喜びの声を上げています。
 大分市内で古くから運送業を営んできたAさんは、年商1億6000万円で市内でも中堅ともいえる業者でした。
 経営を直撃したのが原油高騰に伴う燃料代の高騰。これまで1リットル70円だった軽油が160円と2倍以上に跳ね上がり、利益も3期連続赤字に。銀行に融資を申し込んだものの、「経営内容が悪い」として断られ「廃業まで考えた」とAさんは言います。
 消費税も滞納し、ギリギリに追い詰められたAさんは昨年8月、知り合いから大分民商を紹介され入会。それをきっかけに自らの経営の現状を分析し、改善策を検討し保証協会、銀行との話し合いも何度も重ねてきました。
 その結果、セーフティーネット保証を活用し県の原油高騰対策融資を受けられることが決定。10月1日に第三者保証人なし、無担保で2500万円、要担保で1000万円の計3500万円の融資が実現しました。

民商と頑張る
Aさんの談話

 民商には県商工労働部、保証協会、銀行に一緒に足を運んでいただき融資が実現しました。本当に親身になって相談に乗っていただいて感謝しています。民商との出会いを大切にして今後とも一緒に頑張っていきたいと思っています。

 
     
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