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業者の厳しい実態を報道
北海道連 NHKの取材に協力
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北海道で報道されたNHK「クローズアップ自殺者1500人」より |
○…北海道では2日、NHKの特集番組「北海道クローズアップ自殺者1500人」が放映され、中小業者の自殺問題が取り上げられました。取材に応じたのは、民主商工会(民商)会員の息子・Aさん。父親が自殺に至るまでの深刻な経過を証言しました。
○…この会員は20年前から従業員30人を雇用し建設業の下請けを営んできました。
ところが5年ほど前から公共事業の削減で仕事が減り、資金繰りに行き詰まって、1月に自ら命を絶ちました。
「公共事業の削減は、ある程度人ごとのように見ていたが、しわ寄せを受けることをわが身を持って知った。ほかの人にもこうした悲劇が起こっていることを知ってもらいたかった」とAさんは番組で語っています。
○…全国では毎年、自殺者が3万人を超える状況が続いていますが、北海道でも06年には1663人、全国3番目の自殺者数です。
3月にNHK札幌放送局のディレクターが、北海道商工団体連合会(道連)事務所を訪れ「北海道の自殺者が多い原因に道内の経済の疲弊があり、最も矛盾が集中している中小業者の実態を取材し報道したい」と番組制作への協力を要請しました。
○…この間、道連が北海学園大学の川村准教授の協力の下に行った建設関連業者の実態調査の結果が、北海道新聞の1面で報道されたことから今回、中小業者の自殺問題がテレビで取り上げられることに。番組を通じて中小業者の厳しい実態の告発とともに、悩みを話せる相談体制やメンタルへルス(心の健康)の重要性が浮き彫りになりました。 |
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