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  トップページ > 経営のページ > 異業種交流 > 全国商工新聞 第2947号 10月18日付
 
異業種交流
 

銀行協会役員が融資アドバイス 県連「商工交流会」=三重


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「パソコン会計」の分科会。実践的で好評でした

 三重県商工団体連合会(県連)は9月26日、第2回商工交流会を開き66人が参加しました。学び、交流し、経営を発展させようと開いたものです。
 愛知東邦大学・地域創造研究所顧問の森靖雄さんが「中小業者の営業と暮らしを豊かに発展させる」をテーマに記念講演。雇用の減少、中小企業の受注減少など産業と暮らしの現状を明らかにしながら、地域でお金が回る仕組みをつくることや中小業者の仕事おこしなど地域経済を活性化させる方向を示しました。
 また、社団法人津銀行協会の横田佳郷常務理事が銀行協会の仕事と自らの支店長経験をもとに貸す立場から、融資を受けるためのアドバイスをしてくれました。
 午後は3分科会で討論。分科会「パソコン会計」は、「意外と簡単だった」「具体的で良かった」「明日から使ってみたい」と大好評。また「小法人の作り方」は司法書士の木内洋介さんが講師を務め、設立からその後の注意点などを学びました。
 「経営塾」は2人の民商会員が自らの商売・人生を話しました。51歳の時に脳梗塞で倒れ療養中にがんも発見され、自分を振り返ったという四日市民商のYさん=穀物販売=は「以前は社長が従業員を引っ張っていくものと思っていた。仕事の終わるころには従業員の『あら』が見え、いつの間にか境界ができていた。妻を『家政婦』にしてきたのではないか。従業員の上前をはねていただけではないのかと考えるようになり、それから従業員や妻にと感謝の気持ちが生まれた」と語っていました。
 四日市民商のHさん=運送=は18年前に運送会社を立ち上げ、その後5社のグループ企業を営んできたことを報告。「交通事故や得意先でのトラブルなど苦労の連続だったが、従業員を育てることに力を入れ、会社を発展させてきた。自分にも厳しくなければ従業員はついてこない」と話していました。
 交流会では会員が製品・商品などを展示しました。桑名員弁民商のSさん=木型製作=は鋳物の技術を生かし文字や絵を0.3ミリのニクロム線で焼き切り、すかす技術で作った木製品を出展。手作りパンや和菓子なども販売され、交流会を盛り上げました。

   
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