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  トップページ > 経営のページ > 異業種交流 > 全国商工新聞 第2940号 8月30日付
 
経営 異業種交流
 

「和のものづくり展」―伝統産業を現代に生かす=京都・北

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伝統の継手・手口などの日本建築の技術を紹介する建築業者

 京都・北民主商工会(民商)は7月30日〜8月1日の3日間、今宮神社で「第5回和のものづくり展」を開き、延べ350人が参加。民商の仲間をはじめ芸術に興味を持つ理工学部の大学生、出展者の同級生、議員、外国からの観光客などでにぎわいました。伝統産業の技術を生かした新しいものづくりを発展させようと5年前から毎年、開いているものです。
 今回は「伝統産業の技術を現代にどう生かすか」をテーマに日本建築、北山杉、京友禅など伝統技術を生かしたタペストリーや日傘、アクセサリー、スカーフ、手描きグッズなど多彩な作品を出展しました。展示を一新するとともに、職人と参加者が気軽に交流できる空間をつくり、どこも活気づいていました。
 また、初めて「体験コーナー」を設けました。染色コーナーでは手ぬぐいに型紙を置いて自分独自の配色で染色を楽しみ、アクセサリー作りでは、北山杉を加工した玉で好みの色のブレスレットに仕上げるなど、参加者はオリジナルの作品作りを楽しんでいました。
 北民商では地場産業として発展してきた西陣織が衰退する中で、地域に活気と元気を取り戻すため全支部で「仕事市」を開いてきました。「和のものづくり展」は「仕事市」を出発点に、さらに作り手と使い手が交流する場として発展させたもので、その中で新しい商品も製作されています。
 Kさん=染色=は「お客さまとの会話の中でいろいろなことが発見でき、分野の異なる作り手とコラボレーションするなどアイデアも生まれてくる。作品の発表はエネルギーを伴うが、次のステップに自分たちを押し上げてくれる。ものづくり展を継続させ、内容を発展させたい」と話していました。

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